No.3
豪雪を示す白神岳の雪庇(右傾斜)
豪雪を示す白神岳の雪庇(右傾斜)
 白神岳(1,232メートル)から最高峰の向(むかい)白神岳(1,243メートル)に至る峰々には道はなく、ひどい木のヤブにおおわれている。

 夏場にそこへ行こうとすると、細いトンネルのような“けもの道”に入り込む。豪雪のもたらした特有の植物の状態を見せ、岩場の高山植物は人手にかかることを免れている。

 三月下旬には、白神岳山頂の雪庇(せっぴ)を注意して越え、樹海を見おろしながら、白い峰々に遊ぶ。
 
 この「峰残雪」は固いため、かんじきやスキーも必要なく自由に歩けるのだ。4月に入るとあたたかくなりズブズブぬかるいわゆる「雪が腐る」状態に多くはなるが、峰雪は細くなっても最後まで非常に固い。夜の寒さが簡単に氷点下になるためだろう。

All Rights Reserved, ABA 2002
掲載の全てを無断転載禁止します。
すべての著作権は青森朝日放送株式会社及び江川正幸に帰属します。