No.9
上の粒状がブナの雌花、下が雄花
上の粒状がブナの雌花、下が雄花



 5月中旬の山の“新緑の前線”はおよそ700メートル。頂上まではまだ500メートルもある。5月いっぱいかけて残雪の後退を追いかけて尾根線を登って行く。

 ブナの花は新葉の展開と同時に出て咲き始める。4〜5年間隔に1回、たくさん咲く当たり年となる。よく見るとかわいい花だが、地味なので多くの人は花だと気づかない。

 “当たり年”は樹々の芽のふくらむ段階で私にはわかる。花の芽は葉だけの芽より数倍も膨らんでから芽吹くから。



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