No.41
山の端と輝く日本海
白い吹雪に山頂は二日間荒れて、三日目になって穏やかな朝が訪れた。
冬将軍がやって来る北西の空の雲も、ちぎれちぎれになって穏やかに浮かび、その影を一面に輝く日本海に映しながら南東へ移動していくのを眼下に眺めながら、山をおりた。
日本海と直接面して、一二四三メートルとそそり立つ隆起山地には、この海でたっぷり水を含んだ季節風が吹き上げる。 冬の雪雲がもたらす豪雪は、山中で三〜八メートルにも達する。
All Rights Reserved, ABA 2002
掲載の全てを無断転載禁止します。
すべての著作権は青森朝日放送株式会社及び江川正幸に帰属します。