No.47
早朝から活動するニホンザルたち
「クィーッ。ククク・・・・・・」 「クークー」
川の谷間の対岸から、かすかにサルたちの鳴く声がした。
双眼鏡で見ると、二匹、三匹と散らばりながら、樹上で木の芽を食べたり、しっかりとした枝の上で毛づくろいし合っている。急に川に落ちる断崖(だんがい)の下にも上にもいる。
上部を吹き流れる冬の季節風を避けた安全な断崖に、いつもかれらは泊まる。差し込んだ陽光に”春”を感じ始めるころ。
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