
シベリアトラ。「う〜ん、すごい!」世界一のどでかいネコ。しっぽを上げてのマ−キングやツメとぎなど短時間でも動物園にはない自然の行動が観察できた。 |

森林への道もきっと奥まであるのだろう。 |

フクジュソウの花。極東の春はおよそ青森より1カ月遅れて始まる。ヤナギは芽吹くがほとんどの木々はまだ灰色。乾燥のためか針葉樹はあまり多くない。 |

いい顔つき。山の中にこのような野生トラが生きているのはすばらしいことだ。デルスウの信仰した神の名にふさわしい。ここは野生への夢の玄関口だ。実際のトラに会うには−それは厳しい。 |
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§5 人、トラに会う
自分に時間と自分の車があれば道をさがして私はまだまだ先へ行ってみたかった。しかし、時間がない上に一通りのものを見られた和田さん一家は退屈に思われたのか、2時半出発のところを30分出発を早められてしまった。私は、簡単な小屋の中での昼食後、あわててまた動物たちのオリのところへ行き急いで撮影しなごり惜しんだ。とくに1頭、広い自然の感触のあるオリに囲われた範囲に展示されている7才オスのシベリアトラくんには私のあせって撮影している気持ちがすぐに伝わったろう。しかし私は他の一部のロシア人来訪者のように金網をたたいてむりやり呼び寄せることはしないのでゆっくり休むようになっていた。やはり広くてもシェルタ−のあまりない囲いは疲れるだろうし、展望する台の上からも見下ろされるので、その反対側の高みにトラくんは休むようになっていた。人が来ればすぐに起こされてしまう。見世物になっているのはつらそうだったが、それにしても立派な体格の雄トラだ。デルスウの「アンバ」を思い出す。どの動物園でも、コンクリ−ト囲いの中のトラではけっしてこの大きさを感じることはできない。
やはりやはり、見に来て良かった。
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