八戸市水産科学館マリエントが設けている人材教育の場、「マリエント『ちきゅう』たんけんクラブ」が、2024今年度の活動を市長たちに報告しました。
海洋や地球科学についての人材育成を目的に2007年度に発足した「マリエント「ちきゅう」たんけんクラブ」。
活動報告会には、クラブの小、中、高校生の会員代表など関係者が出席しました。
クラブは2023年度、小学生から一般の会員合わせて153人が活動。このうちシニア会員たちが研究した八戸海成段丘の提案が2023年、千葉県で開かれた大会で、クラブ初の入賞を果たしました。
【シニア会員 八戸聖ウルスラ学院高校2年 川口修治さん】
「奨励賞をいただくことができました。これがマリエントのグループとして、活動初の出来事だったのでとても誇りに思います」
2024年5回目となる弘前市公園緑地課の桜の開花予想調査が行われ、弘前公園の園内の開花を4月14日と予想しました。
29日行われた2024年5回目の調査では、園内の標準木は、前回の予想を2日早め、4月14日と予想。平年より8日早くなっています。外堀は13日桜のトンネルは15日としました。
この予想を受け、弘前さくらまつりの主催4団体の会議が開かれ、まつりの会期について話し合いました。
事務局からは4月12日からにする案が示され、出席者から異論はなく、会期を原案通り早めることにしました。
青森県内を中心にハッピー・ドラッグなどを展開する丸大サクラヰ薬局が、青森市と多分野にわたる包括連携協定を結びました。
青森市役所を訪れたのは、丸大サクラヰ薬局の櫻井清会長と今寿社長、櫻井均医療開発部長の3人です。
今社長と西市長がサインを交わし、協定を締結しました。
丸大サクラヰ薬局はこれまで、自社のイベントで青森市が行う肺がん検診や血管年齢を測定したり、「あおもり桜マラソン」に協賛したりするなど、健康やスポーツ振興における取り組みを続けてきました。
今回の協定では更に連携を深め、「健康寿命の延伸・健康増進」や「スポーツ振興」など8項目で協力します。
災害時には、丸大サクラヰ薬局が市に対し、日用品や食料品だけでなく医薬品も含めた物資の供給を行います。
青森市が、地元企業と多分野にわたって包括連携協定を締結するのは今回が初めてで、丸大サクラヰ薬局が自治体と協定を結ぶのも初めてとなります。
【丸大サクラヰ薬局 櫻井清会長】
「ドラッグストアとして、何ができるのかということを模索しながら、市の少しでもお手伝いになったら良いなということで、次なる10年進みながら考えていこうと思います」
東北新幹線は29日朝、停電のため東京と仙台の間で一時、運転を見合わせました。午前11時半現在で、遅れや運休が発生しています。
JRによりますと、東北新幹線は午前5時45分ごろに発生した停電の影響で、東京駅と仙台駅の間で運転を見合わせました。
新青森駅では、東京に向かう予定だった乗客が不安の表情を浮かべていました。
【東京に向かう人】
「結構、天候で最近止まったりとか多いから、まさか自分にあたるとは、思いませんでした」
【東京に向かう人】
「進学のために上京します」
「新幹線早く動けばいいなって思います」
現在は運転を再開していますが、遅れや運休が出ています。
高校野球春のセンバツです。27日に延長戦を制し、春夏通じて25年ぶりにベスト8に進出した青森山田。創部初のベスト4進出をかけ、中央学院(千葉)と対戦しました。
【外川大夢ディレクター】
「きのうは劇的勝利をおさめた青森山田。春夏通じて初のベスト4をかけた1戦に臨みます」
どちらが勝っても創部初の甲子園ベスト4。新たな歴史を刻むのは・・・。
先手を取ったのは青森山田でした。1回、いきなりチャンスを作ると5番・吉川が木製バットでタイムリー。幸先良く先制します。
前日に続き準々決勝も先発のマウンドは桜田。直後の2回、8番・ピッチャーの蔵並に同点タイムリーを打たれると、相手打線につかまり4回までに5失点。この試合も追いかける展開となります。
4回途中からマウンドに上がったエースの関は、ピンチを背負いながらも気迫の投球。味方の援護を待ちます。
点差を縮めたい青森山田は終盤7回。内野安打2本でチャンスを作ると、初戦でサヨナラタイムリーの6番・伊藤英司。痛烈な打球を放つもサード正面。なかなか甲子園の雰囲気を変えられません。
そんな中、青森山田が守備で見せます。レフトへの大飛球を佐藤隆樹がジャンピングキャッチ。スーパープレーで甲子園を沸かせると、味方の守備にエースも応えます。リリーフ登板の関は9回も無失点に抑え、逆転を信じます。
4点差で迎えた9回ウラ。この回先頭3番・對馬が自身3本目のヒットで出塁すると、5番・先制タイムリーの吉川。この試合2本目のタイムリーはツーベースヒット。木製バットコンビの躍動で、まずは1点を返します。
このまま一気に追いつけるか!?打席には代打の藤田。左中間への当たりは、センターの守備範囲で2アウト。終盤に強い青森山田ですが、崖っぷちに追い込まれます。打席には選手宣誓も務めた7番・キャプテンの橋場でしたが、打ち取られてゲームセット。
中央学院を上回る11本のヒットを放ちながらも流れをつかむことはできず、青森山田は初のベスト4進出とはなりませんでした。
【エース 関浩一郎投手】
「きのう助けられた分、きょうは自分がピッチングで返さないといけないと思いはあったので、リズムよく抑えられて良かった」
【橋場公祐主将】
「すごく濃い3試合をさせてもらった。この負けを次に活かさないと意味がない。また青森に帰って、夏の予選まで少し時間があるので、しっかりチームを一から作り上げていけるように頑張りたい」
児童と老人クラブの会員が世代を超えて交流するレクリエーションが、青森県むつ市で開かれました。
世代間ふれあい交流会には、大畑地区のなかよし会の児童と60歳以上の老人クラブの会員合わせておよそ90人が参加しました。
参加者たちは、4つの組に分かれて玉運びリレーや輪投げといったゲームに挑戦。玉運びリレーでは、クラブの会員が素早く運ぶ児童に交じり、ゆっくり確実に運んでいました。
輪投げでは、クラブの会員が点数を取ると児童たちから声援が送られていました。
【老人クラブ会員】
「大変面白かったです」
「輪投げも一個しか入らなかったけど7点だったです」
(Q.子どもたちと触れ合うのは元気をもらう)「はい、若返りました」
【児童】
「楽しくできたので、来年もやりたいと思いました」
交流会は、むつ市社会福祉協議会が開きました。
津軽地方に伝わる「鬼伝説」と伝統工芸がコラボしました。神社の鳥居に鎮座する「鬼」をモチーフにした土人形が4月1日から販売されます。
販売されるのは、青、緑、赤の3つの鬼の顔を表現した土人形、「鬼コ面笛」です。
伝統工芸、下川原焼土人形の職人、高谷智二さんが制作しています。観光コンテンツづくりに取り組む、青森県の中南地域県民局から依頼されたもので、「古津軽の鬼伝説」をテーマにしています。
いずれも津軽地方の神社の鳥居に鎮座する「鬼コ」をイメージしたもので、緑は、弘前市撫牛子(ないじょうし)にある八幡宮の「鬼コ」。ギラギラした目と、とがった白い歯が特徴です。
青は、青森県平川市日沼にある三社神社の「鬼コ」で、小さな白い目と太くて赤い眉が印象的です。
赤は、弘前市石川にある八幡宮の「鬼コ」で、全身が真っ赤なのにつぶらな目だけが緑色になっています。
鬼が持つ力強さや怖さは、下川原焼土人形という工芸品には本来ない要素。それをどう表現するか、高谷さんは試行錯誤を繰り返したそうです。
そうしているうちに…。
【下川原焼土人形職人 高谷智二さん】
「要は、自分の思い通りにやってみようということで、元のとはだいぶ違うかもしれないけど、そういうふうな形で結局は可愛らしくなってしまったのかなと思いつつ、それで良いんじゃないかと思って作成しています」
もちろん、「鬼コ面笛」という名前の通り、笛として音を鳴らすこともできます。
「ピーーーーピーーーー」
【下川原焼土人形職人 高谷智二さん】
「気に入ったら、自分の近くに置いておいてほしい。それが一番ですかね」
下川原焼「鬼コ面笛」は、4月1日から、弘前市の津軽藩ねぷた村や青森市のアスパムなどで販売されます。1個1375円です。
山から春の便りが届きました。冬の間、雪で閉ざされていた八甲田・十和田ゴールドラインが、28日に貫通しました。
好天に恵まれた八甲田。2月26日からおよそ1カ月間、除雪隊が掘り進めてきたゴールドラインがついに…。
【大熊ちひろ記者】
「八甲田の春の名物、雪の回廊。いま八甲田側と十和田側が一つに結ばれました」
ゴールドラインで最も高い標高1040メートルの傘松峠付近では、最後の作業が行われ、青森市の酸ケ湯と十和田市の谷地を結ぶ全長8キロの区間が貫通。
雪の回廊を初めて生で見たという宮下知事は―。
【宮下知事】
「これはすごい!見たことないこんなの。感動しましたね」
「国内外から多くのお客さんに見ていただきたいなと思います」
そして、八甲田の春を祝うのはこの歌です。
【上北地域県民局地域整備部 鈴木孝課長】
「いざ歌わんや我らが歌を、いざたたえんや、八甲田除雪隊の歌を」
関係者たちが、除雪隊の努力を讃える「八甲田除雪隊の歌」を歌い、喜びを分かち合いました。
2024年は、暖冬の影響で2月下旬のゴールドライン周辺10地点の平均積雪はおよそ3.1メートル。
過去30年の平均と比べても1メートル以上低くなっていて、雪の回廊への影響が心配されました。
しかし、3月に入ってから冷え込みが続いたことで、2週間前は5メートルほどだった雪の壁も高さを増し、平年並みの6メートルから7メートルの壁が出来上がりました。
【八甲田除雪隊 作見晃一隊長】
「ここ1週間くらいしか気温がプラスの日がなかったので、ずっと氷点下で路面が氷になってしまって作業は苦労したんですけど、無事終わってほっとしています」
ほっとしたのはつかの間、白く輝く雪の壁は、ここから天気との戦いになりそうです。
【大熊ちひろ記者】
「日なたに面した雪の壁の表面は、このようにシャリシャリした雪質になっていて、日に日に雪解けが進んでいます。見頃はなんと1週間。早く来ないと、この壮大な景色が見られなくなってしまいます」
【八甲田除雪隊 作見晃一隊長】
「見たい方は早めに来てくれたほうが、1日でも過ぎればだんだん解けて汚くなっていくので、ぜひ皆に早く見に来て喜んでほしいです」
八甲田・十和田ゴールドラインの一般車両の通行開始は、4月1日の午前9時からです。
青森県内のインフルエンザの感染者数は前の週から減少に転じ、八戸市と三戸地方・保健所管内では、注意報が解除されました。
県によりますと、24日までの1週間に県内58の指定医療機関から報告があったインフルエンザの感染者数は1057人で、前の週から237人減りました。
1医療機関当たりでは18.22人となっていて保健所別では、青森市と東地方保健所管内が25人、上十三保健所管内が21.33人で警報レベル、弘前保健所管内と五所川原保健所管内、むつ保健所管内では注意報レベルが継続しています。
県は、マスクの適切な着用や手指消毒など、基本的な感染対策の徹底を呼び掛けています。
JAアオレンが廃棄物を混ぜ合わせ、牛の餌として有効活用するSDGsの取り組みを始めます。
弘前市役所を訪れたのは、JAアオレンの小笠原康彦代表理事会長たち3人です。今回、有効活用するのは、リンゴジュースを作る過程で出るリンゴの搾りかすとコンビニエンスストアから出たコーヒー豆のかす。
それらを乾燥させて混ぜ合わせ、牛の餌として有効活用する取り組みを、4月1日から始めると桜田市長に説明しました。
これまで廃棄物になっていたものを再利用するSDGsの取り組みです。
コーヒー豆のかすは、弘前市内にあるファミリーマート10店舗から購入。つくり出された牛の餌は、飼料会社を介し、県内で倉石牛を育てている畜産農家に提供されるということです。
【JAアオレン 小笠原康彦代表理事会長】
「リンゴかすの処分に困っておりましたし、地域で県内で循環するという第一歩を踏み出したなという、そういう思いで今回おります」
青森県消防学校で、女子寮に侵入しわいせつな行為をしたとして、消防学校に講師として派遣されていたむつ消防署の職員が懲戒免職処分となりました。
28日付けで懲戒免職処分となったのは、むつ消防署消防司令補の42歳の男性職員です。
下北地域広域行政事務組合によりますと、男性職員は、2023年4月から2024年の2月ごろまでの間、青森県消防学校に講師として派遣された際に、被害者を含む受講生ら複数人と校内で飲酒を伴う懇親会を行いました。
その後男性は、どの部屋の鍵も開けられるマスターキーを使い、女子寮の被害者の部屋に侵入してわいせつな行為をしたとされています。
【下北地域行政事務組合 畑中輝幸消防長】
「この件に関しましては、被害に遭われた方に多大なご迷惑をおかけし、心からお詫びを申し上げます」
わいせつ行為の被害にあった女性は、警察には被害届けを出していないということです。
使用済み核燃料の再処理工場について、日本原燃の増田尚宏社長は、2024年9月の完成目標について、「厳しいという認識は変わらない」としながらも、維持する考えを改めて示しました。
再処理工場の完成時期について日本原燃は、「2024年度上期のできるだけ早期」としていて、遅くとも2024年9月中の完成を目指しています。
28日の会見で増田社長は、4月に再処理工場のすべての耐震評価データがそろうとし、その後、原子力規制庁での評価の状況が、完成目標を左右するポイントになってくるとの認識を示しました。
【日本原燃 増田尚宏社長】
「(9月の完成)厳しいという認識は変わっていないです。その中でも先月お話したように、今月出すべきものは計画通り出すことができましたし、厳しい中でも計画通りには進めることができていると思いますので」
また、原子燃料サイクルの一端を担う、リサイクル燃料貯蔵の使用済み核燃料中間貯蔵施設が、7月以降に事業開始することについて―。
【日本原燃 増田尚宏社長】
「原子燃料サイクルがきちんと回ることだと思っています。我々のところの使用済み燃料プールになるべく早く空きを作って、原子力発電所の再稼働に伴って出てくる使用済み燃料を持ってこられるようにするのが一番必要なこと」
大相撲3月場所で新入幕ながら初優勝を果たした、五所川原市出身の尊富士の話題です。28日に五所川原市役所に初優勝を祝う懸垂幕が設置されました。
【赤平記者リポート】
「尊富士の幕内初優勝に盛り上がりを見せた五所川原市役所では、これから懸垂幕が飾られます」
午後2時すぎの五所川原市役所本庁舎。作業員が徐々に懸垂幕を下ろしていくと、「祝、初優勝おめでとう! 郷土の誇り 尊富士関」の文字。その長さは縦11メートルに及びます。
偶然、市役所を訪れ、設置の様子を見守っていた市民も誇らしげな表情です。
【市民】
「こんな立派な垂れ幕が掛かったところを拝見できて、すごく光栄でタイミング良かったなって、ラッキーだなって思っています」
「自分が大人になって(相撲を)見る機会が無くなってきた中で、こうして地元の方が活躍している話を聞いて、久々にテレビに釘付けになりました」
このほか金木総合支所でも懸垂幕が設置され、尊富士旋風はより一層勢いを増しています。
【五所川原市 佐々木孝昌市長】
「たぶん優勝するだろうということで、早めに準備させていただいて、きょうこうやって懸垂幕がお披露目できたことは、私もうれしいと同時にほっとしています」
「『尊富士の優勝パレードはいつあるんですか』というのが、地元だけではなく九州からまで電話が来ましたよ」
五所川原市では尊富士の優勝パレードを4月下旬に予定していて、尊富士本人の希望もあり、古里の金木地区と五所川原地区の2カ所で行われるということです。
老朽化のため、大規模な改修工事が行われている、青森県鶴田町の観光名所「鶴の舞橋」についてです。一部の工事が終わり、4月1日から一般通行を再開します。
工事が終わったのは、全長300メートルのうち、西側の100メートル部分です。強度を増すため、これまで床板に固定していた欄干の柱を直接、橋げたに固定したほか、橋を支える柱は、傷みが激しかった部分を補強しています。
一部の工事が終わったことに伴い、4月1日の午前9時から一般通行を再開します。
【鶴田町企画観光課 境谷咲歩さん】
「新しくなったということで、今まで見た『鶴の舞橋』とはまた違った『鶴の舞橋』を見ることができるので、たくさんの方にご来場いただきたいと思います」
弘前市と八戸市の建造物2件が、新たに青森県の重宝に指定されることが決まりました。
このうち、弘前市の旧石戸谷家住宅は、江戸時代後期に建築されたと推定されていて、大規模な茅ぶき屋根が特徴です。
石戸谷家は、津軽を代表する江戸時代の豪農で、当時の暮らしを知ることができる重要な建造物となっています。
また、八戸市の小田八幡宮八脚門(こだはちまんぐうやつあしもん)も、県重宝に指定されました。
建立からおよそ170年が経過した今もなお、当時の伝統的な木造建築の手法がみられる貴重な八脚門となっています。
県重宝は、今回の指定を含め164件となります。
高校野球春のセンバツは28日、阪神甲子園球場で準々決勝が行われ、青森山田は中央学院(千葉)に5対2で敗れ、ベスト4進出を逃しました。
青森山田は初回に1点を先制しますが、中央学院は2回に3点を取って逆転。4回にも追加点をあげてリードを広げます。
青森山田は最終回に1点を返しますが、中央学院が逃げ切り、5対2で敗れました。
青森県勢は今大会で8年ぶりに2校が出場しましたが、いずれも姿を消しました。
青森県は、2024年度から5年間の観光と輸出の戦略を策定しました。
27日に開かれた県の観光国際戦略推進本部総会では、2028年の観光消費額の数値目標を、2022年の実績から500億円上回る2000億円と設定しました。
観光DXの推進や、様々な媒体を活用した情報発信などを通じて世界とつながり、観光産業で地域経済を力強くけん引している状態を目指します。
宮下知事は新型コロナが通常の医療体制になり、全世界を視野に入れた体制を整えていきたいと述べました。
【宮下知事】
「本県の潜在力、ポテンシャルを十分に発揮するにふさわしい環境が、まずは第一歩整ったかなと思います」
また、輸出戦略では、農林水産品の輸出目標額を330億円に設定しました。
このうち、中国の禁輸措置が続くホタテの輸出目標額については、2022年の実績を13億4千万円下回る31億円としました。
台湾やベトナムなどで認知度を上げ、需要を獲得するとしています。
青森市で枯れ草などが燃える火災があり、警察や消防が火が出た原因を調べています。
消防によりますと、午前9時半すぎ、「青森市蛍沢で炎と黒煙が見える」と通行人が119番通報しました。
【藤原祐輝アナウンサー】
「午前10時半すぎです。この辺り真っ黒に枯れ草が燃えています。今もなお、あの辺りは火が見えています。黒い煙がモクモクと出ています」
午前11時現在、消防車両8台が出動し、消火活動に当たっています。けが人などの情報は現在入っていません。
【付近を通行していた人】
(Q.どの辺りが燃えていた)「廃車置き場の裏辺りですかね、あの辺から燃え始めたような感じだと思います」
警察や消防が火が出た原因を調べています。
留学を経験した高校生の推移を表したグラフです。2017年度には過去最高のおよそ4.7万人まで増加しましたが、2021年度は、新型コロナの影響で3100人余りと大幅に減少しています。そんな中、留学に関心を持つ人を増やすためのイベントが青森市で開かれました。
文部科学省の留学促進キャンペーン、「トビタテ!留学JAPAN」が主催したトークイベントには、小中高生や大学生など、オンライン配信を含めて青森県内外から290人が参加しました。
はじめに、国の奨学金制度を利用して海外留学をした県内出身の4人が、きっかけや学んだことなどを語りました。
その後、登場したのは、タレントの王林さんと宮下知事。衝撃を受けた文化の違いや、海外に行ったからこそ気付いた青森の良さなどを紹介しました。
【王林さん】
「一番記憶に残っているのは、台湾にお仕事でライブしに行った時、りんご娘で。台湾って青森のリンゴがすごい高価じゃないですか」
「日常に当たり前にあるものという感覚だったのが、台湾に行った時にそうじゃないんだっていう、すごい宝を普段から身の回りに置いていたんだということに気づけたりとか」
アメリカ、ニューヨークに駐在経験のある宮下知事は―。
【宮下知事】
「グローバル人材というのは、一番大切なことは、さっきから王林さんが言っているように、青森県のことを一番知っている人になるということなの。本当にそれだけなんですよ」
参加者からこんな質問も。
【参加者】
「(英語を)上手に話せるかが不安です。王林さんは、初めて留学した時や違う国に行った時に、コミュニケーションにはどんな工夫をしていましたか」
【王林さん】
「ちゃんと間違ってもいいからしゃべってみる。伝えてみる」
2人は、熱のこもったメッセージで、参加者の背中を押していました。文科省主催の留学促進イベントは、県内では初めてということです。
文科省の「トビタテ!留学JAPAN」や県では、それぞれ高校生の留学を支援する取り組みを行っています。詳しくは、それぞれのホームページをご確認ください。
車の夏タイヤへの交換、2024年はいつもの年よりも、春への準備が遅いようです。
【稲葉アナウンサー】
「まだ風は冷たいですが、きょうは青空が広がり日差しも十分。春の訪れを感じます。皆さん、夏タイヤへの交換は、お済みですか?」
【交換まだのドライバー】
(Q.タイヤ交換は)「まだです」
(Q.いつ頃やる)「今週末にはやろうかなと思っています」
【交換済みのドライバー】
「きのう取り換えました」
「平地では雪降らないなと思って」
【交換これからのドライバー】
「もうまもなくやろうと思っていました」
青森市のイエローハット青森西店にタイヤ交換の予約状況を聞きました。
【イエローハット青森西店 笹翔太店長】
「去年より少し遅れている感じはあるのですけれども、今週末にかけて忙しくなるかなとは思っています」
27日朝の時点では数件の予約でしたが、日中になって10件に増え、朝からフル稼働で交換作業にあたっています。
タイヤ交換をしたこちらの男性は。
【利用客】
「なんかさっぱりしましたね」
「お店の方ももう(雪)降らないでしょうと言ってくれたので、どうせ買い換えるから交換するかなと思って」
「いつもはもうちょっと前かな、でも」
3月の平均気温は、平年値が2.8℃。2018年から2023年までの3月の気温は、平年を上回りましたが、2024年は、26日時点でおよそ2.4℃と平年よりやや低くなっています。
では、タイヤ交換はいつまでにすればいいのでしょうか。
取材した稲葉アナウンサーです。
稲葉アナウンサー)
夏タイヤに交換する時期のポイントをお伝えします。気温が3℃以下になると、路面凍結が起きると言われています。
ウェザーニューズによりますと、この先、平地で雪が降る予想はありませんが、4月6日までの10日間予報では、最低気温はまだ3℃以下の日が多いです。
気象庁のデータを見ますと、青森の最低気温の平年値が3℃を超えるのは、4月10日以降となっています。
ただ、この先の気温は、平年を上回る見込みとなっていますので、4月中旬を目安にするといいと思います。
最後に、タイヤにも寿命があります。タイヤそのものの交換の目安も聞きました。
【イエローハット青森西店 笹翔太店長】
「タイヤの溝が減っていると、ぬれた路面でブレーキが効かなくなったり、雨の日の高速道路で滑ったりして危ないので、溝が減っていれば交換が必要です」
目安は、タイヤにある矢印のマークのゴムの出っ張り。およそ4ミリをすぎると見えてきます。1.6ミリになると危険なので交換が必要です。
また、ヒビや亀裂もタイヤのパンクに繋がります。
タイヤ交換のピークは、3月末から4月中旬にかけて続く見込みです。早めの点検やタイヤ交換の予約をおススメします。
日本銀行の審議委員が、青森県内の経済動向について関係者と意見交換し、「高めの賃上げ実現が重要」と述べました。
非公開で行われた県金融経済懇談会では、県内の金融経済界の代表などが、日本銀行の田村直樹審議委員と県内の経済動向について意見を交わしました。
その後の会見で田村審議委員は、県内経済の見通しについて、インバウンド需要の高まりで観光業を中心に緩やかな回復傾向が続くとしたうえで、物価上昇で落ち込む個人消費については、所得と支出の好循環が生じる必要があるとし、「高めの賃上げ実現が重要」と述べました。
【日本銀行 田村直樹審議委員】
「今春の春闘において、高めの賃上げが実現することが非常に重要であると思います」
また、人口減少や全国との所得格差といった構造的な課題については―。
【日本銀行 田村直樹審議委員】
「(重要なことは)県全体として労働生産性を高め、1人当たりが生み出す付加価値を増加させるということです。デジタル技術の活用も重要な施策になると思います」
「学校教育改革」や「子育て支援」など、新年度の特徴的な青森県の事業について宮下知事が市町村長に協力を求めました。
意見交換会はオンラインで行われ、「学校教育改革支援事業」について宮下知事が「統合型校務支援システム」の整備を呼び掛けました。
教員の業務負担の軽減につながるシステムで、県全体の整備率は49.2%と、全国平均86.8%を大きく下回っています。
県は独自に整備にかかる経費などの2分の1を補助するとして、システム整備を呼び掛けました。
また「子ども・子育て」に関わる支援では、43歳未満の妻を対象に公的医療保険が適用される生殖補助医療の自己負担額を無償化するため、7月中に事務センターを開設すると説明しました。
それに対し、東通村の畑中稔朗村長からはこんな意見が。
【東通村 畑中稔朗村長】
「生殖補助ができるのが、私の認識だと青森・弘前の大きな病院しかできない。むつ総合病院では、一般の不妊治療しかできないということなので、地域性がかなり重視されることになりますので」
より有意義な事業にするため、地域性への対策を求めました。
また宮下知事は、子育て支援の成功を国に対する発信力にもつなげたいと市町村長に協力を求めました。
【宮下知事】
「大きな子育て支援を充実させた県となると、その知事となると、一定の発信力が出てくると思う」
「そこをうまく国に訴えていくということは、私自身も今から考えていることであります」
小林製薬の「紅麹」を使ったサプリメントで健康被害の報告が相次いでいる問題についてです。現在のところ、青森県内での健康被害は確認されていません。
大手医薬品メーカーの小林製薬は22日、「紅麹」の成分を使ったサプリメントの自主回収を発表。摂取した人に腎疾患などの健康被害が確認されていて、入院や死亡事例が報告されています。また、小林製薬が紅麹原料を提供するほかの企業でも、次々と製品の自主回収が行われています。
青森県保健衛生課によりますと、27日の時点で県内の各保健所には健康被害の相談は寄せられておらず、県内で自主回収を行っている事業所も確認されていないということです。
一方、県内のスーパーやドラッグストアでは、各メーカーの自主回収の対応に追われていて、店頭の陳列棚から商品を回収する作業を行っています。
リサイクル燃料貯蔵は、青森県むつ市に建設されている使用済み核燃料中間貯蔵施設の事業開始時期について、2024年7月から9月としました。リサイクル燃料貯蔵は宮下知事に安全協定の締結へ向けて協議開始を要請しています。
リサイクル燃料貯蔵の高橋泰成社長は県庁を訪れ、宮下知事に2024年度から3年間の貯蔵計画を報告しました。
【リサイクル燃料貯蔵 高橋泰成社長】
「安全を最優先に2024年度第2四半期(7月~9月)の事業開始を目指していきますので、宮下知事におかれましては、引き続きのご指導賜りたくお願い申し上げます」
リサイクル燃料貯蔵によりますと、事業開始時期は、2024年7月から9月の間。安全対策工事については、計画通り3月中に完了するとしています。
7月以降に、稼働前の最終検査に用いる使用済み核燃料が入った貯蔵容器、キャスク1基を新潟県の東京電力柏崎刈羽原発から搬入します。
さらに、2025年度は2基、2026年度は5基と、3年間で8基を搬入するとしています。
【宮下知事】
「安全に操業するということが最も大切なことで、県民の皆様の事業についての理解を深めていく活動が重要になってくると思いますので、自分としてはようやくスタートラインに立ったなという気持ちでいます」
また宮下知事は、リサイクル燃料貯蔵に対して核燃税を課す考えを示しました。
この後、リサイクル燃料貯蔵の高橋社長らはむつ市役所を訪れ、山本知也市長にも計画を伝えるとともに、事業開始時期を原子力規制委員会へ届け出たと報告しました。
山本市長は、市民への安全対策を中心とした説明や、事業開始後、貯蔵する5000トンの中長期的な見通しを速やかに示すよう求めました。
【むつ市 山本知也市長】
「貯蔵計画の確実な履行に向けて、市民の安全を大前提に着実な事業開始、事業運営に努めていただきたい」
高校野球春のセンバツの2回戦で青森山田がサヨナラ勝利を収め、春夏通じて25年ぶりのベスト8進出を決めました。
広陵(広島)と対戦した青森山田は、2点を失った直後の8回裏、代打の2年生・蝦名がチーム初ヒットを放ち出塁すると、その後満塁とし、木製バットを使用する3番・對馬がスライダーをうまく捉えると、2塁ランナーも一気に生還。すぐさま追いつきます。
9回にはその對馬にファインプレーが飛び出すも、広陵に3点を奪われる苦しい展開に。しかし、青森山田ナインは諦めません。8回も火付け役となった、2年生の蝦名が2打席連続のヒットを放つと、エースの関もつなぎ満塁、1塁ランナーが還れば同点という場面を作ります。
打席にはチャンスに強い2年生の1番・佐藤隆樹。佐藤の打球は走者一掃の同点タイムリー3ベースに。ひと振りで再び追いつき、試合は延長タイブレークに突入します。
10回表は関が踏ん張ります。「2度も追い付いてくれた仲間に背中を押された」と、ノーアウト1塁・2塁から始まる延長タイブレークを無失点で切り抜けると、その裏、先頭の3番・對馬は気迫あふれるヘッドスライディングで内野安打に。これでノーアウト、満塁。
この大きな流れにアルプスの期待を一身に背負って、打席に入った4番・原田は左中間に犠牲フライ。2試合連続のサヨナラ勝ちで、春夏通じて25年ぶりのベスト8進出を決めました。
【對馬陸翔選手】
(Q.8回のタイムリーについて)「満塁の状況で自分の持ち味は勝負強さだと思っているので、そこはしっかり打つことができました」
【原田純希選手】
(Q.サヨナラの犠牲フライについて)「後ろの吉川から『お前で決めろ』と声掛けがあったので、そういう部分では自信を持って打席に入れた」
2023年夏の高温で弘前公園の桜は、枯れた木の枝が増える被害を受けました。「美しい花筏(はないかだ)の景色を残したい」。弘前市は、外堀の木を元気にさせる保全活動を始めます。
52品種およそ2600本の桜が咲き誇る弘前公園。
2023年、弘前市は最高気温が39.3℃と記録を更新するなど猛暑が続き、桜も大きな影響を受けました。
とりわけ、外堀に植えられている57本の木に、枯れ枝が多く見られる衰退傾向が確認されました。
【弘前市公園緑地課 桜守 橋場真紀子さん】
「こっち側の木、やっぱりちょっと具合悪いよね。枝先は同じだいたい場所に生えている桜でも、つやが全然違う」
斜面に植えられているため、2023年の高温で水をうまく吸えなかったということです。元気な枝についている葉は、冬までに落ちてしまいますが、枯れ枝の葉は、落ち切れずに残ったままになっています。
【弘前市公園緑地課 桜守 橋場真紀子さん】
「葉っぱいっぱい残っているし、やっぱりこういうのカイガラムシ(の被害)もあるんだけどさ、そもそもこう夏の間に枯れているってことでしょ」
夏の被害をくい止めたい。そこには、外堀で毎年、大人気のあの光景を残したいという思いがありました。
外堀の桜は、満開を過ぎると、散った花びらが堀を埋め尽くし「花筏(はないかだ)」となって、人々を魅了する光景を映し出します。
その光景を残すためにも、外堀の木を元気にさせる作業が必要なのです。しかし、被害が出ている木は背の高い木が多いため、重機を入れるなど大がかりな作業になります。
そこで弘前市が注目したのが、キリンビールが始めた日本全国の桜の応援活動。新たに発売する「晴れ風」にちなんだ晴れ風ACTIONの協力を受け、保全活動ができる見通しとなりました。
【弘前市公園緑地課 桜守 橋場真紀子さん】
「万華鏡のように桜で覆われるといった情景(の花筏)を10年先も皆さんに楽しんでいただけるように、今回大きなせん定作業になりますけども、皆さんの協力を得て実施していきたいと思っています」
作業は、葉が落ち切った秋以降を予定していて、枯れ枝の除去や高い木を低くするせん定を行うことにしています。
3月27日は、「日本さくらの会」が制定する桜の日です。弘前公園では園内で毎年一番最初に咲く桜、「子福桜」が開花しました。
弘前公園から望む岩木山。山頂に積もった白い雪と澄み渡った青い空が、美しいコントラストを見せていました。
そんな中、公園内の北の郭では、「子福桜」が数輪の花を咲かせました。2023年より、5日遅い開花です。
園内で一番最初に咲く「子福桜」は八重咲きで、1つの花に複数の実がつくことから「子宝に恵まれる桜」としてその名がつけられています。
弘前公園では2023年、「子福桜」が開花して、16日後にソメイヨシノが開花しています。
2024年の開花については。
【弘前市公園緑地課 桜守 海老名雄次さん】
「本日、天気も良くて今後順調に気温が推移していけば、当初予定していた通り4月16日に開花するかなと思っています」
高校野球春のセンバツで2試合続けてサヨナラ勝ちで、ベスト8に進出した青森山田高校。今大会のメンバーの多くが「青森山田リトルシニア」出身で、中学時代に全国制覇を経験しています。
この代の選手は当時から「粘り強かった」ということで、青森山田リトルシニアの中條純監督に聞きました。
【青森山田リトルシニア 中條純監督】
「きょう同点打を打った對馬が、(中学時代に)全国大会の準々決勝で1点ビハインドで最終回、2アウト2ストライクから逆転の3ランホームラン打ったんですよね。あとは決勝戦も5対0から10対5で逆転勝ちしていますし、簡単に負けないというのは常に練習から意識してきたので、その辺はすごく見ていて頼もしく見えますね」
最後まで食らいつき勝利をもぎ取るスタイルに、付いた呼び名は「ゾンビ野球」。これについては・・・
【青森山田リトルシニア 中條純監督】
「ゾンビ野球って中條が付けたんですよ」
「いいんじゃないですか、これだけゾンビゾンビってなっているので」
「うち(青森山田リトルシニア出身)の選手たちが中心となってやってくれているので、それが高校でも皆に伝わって、良い方向にいっているのかなと思います」
「ひとり親家庭」の生活に役立ててもらおうと、自動車販売業ビックジャパンが日用品を寄付しました。
贈呈式では、ビックジャパンの安田誉基取締役が、青森県母子寡婦福祉連合会の秋田谷洋子会長に目録を手渡しました。
寄付されたのは、トイレットペーパーやティッシュ、マスクといった日用品250点です。
【ビックジャパン 小山内宏二部長】
「今回で確か3回目になりますけれども、やっぱりね、当社でもひとり親、母子家庭父子家庭で働いている従業員とかもいますので、やっぱこういう活動は、ずっと続けていきたいと思っております」
寄付された日用品は、「ひとり親家庭」に届けられる予定です。
リサイクル燃料貯蔵は27日、青森県むつ市に建設されている使用済み核燃料中間貯蔵施設の事業開始時期を、2024年7月から9月の間にすると公表しました。
リサイクル燃料貯蔵は、宮下知事に安全協定の締結へ向けて協議開始を要請しました。