高校野球夏の甲子園です。２回戦から登場の青森山田は初戦で長野日大と対戦しました。
開幕から６日。１３日の第１試合で初戦を迎えた青森山田。
一番調子の良い投手を先発にしますと話す兜森監督がマウンドに送ったのは、エースの関。１回、ランナーを出すものの、４番・山田を空振り三振に仕留める上々の立ち上がりを見せます。
青森山田は３回。２アウト満塁のチャンスで、６番・キャプテンの橋場がしぶとく弾き返し２点を先制、キャプテンの一振りでエース関を援護します。続く７番・蝦名が２点タイムリー。この回、一挙４得点、試合を優位に進めます。
先制タイムリーの橋場は守備でも魅せます。この日２度目の盗塁阻止、チームを盛り立てます。
青森山田は４回。打席には青森大会逆転満塁ホームランの佐藤洸史郎。打った瞬間確信の当たりはレフトスタンドへ。不動のリードオフマンの大会第２号でリードをさらに広げます。
【佐藤洸史郎選手の父・淳哉さん】
「いつも非力なので、こういうところで打てるとは思ってませんでした。届くとは思わなかったんですけど、入ってくれてうれしかったです」
７回にはランナー２塁・３塁とし再び７番・蝦名、８番・菊池伊眞も続きます。Ｕ－１５日本代表の２年生コンビの活躍も光ります。
しかしそのウラ青森山田は２本のヒットを浴び２人のランナーを背負うと、代打・松本のタイムリーで１点を返されます。それでも、８回には伝統の堅い守備が光ります。甲子園でも緊張しないというショート吉川が軽快な守備を見せます。
エース関は自慢のストレートに変化球を織り交ぜ、８奪三振１０４球で完投。９対１の快勝で３回戦進出です。
青森山田は１６日の第３試合で栃木代表・石橋と対戦します。
【佐藤洸史郎選手】
「打った瞬間に入ったと確信しました」
（Ｑ．お父さんも喜んでいました）「いっぱいアドバイスしてもらってたので、ホームランという結果で恩返しできたのが良かったです」
【関浩一郎投手】
「１球目のストライクを積極的に取りにいけたところが球数の少なさにもつながりましたし、すごいテンポの良いピッチングができたかなと思います」
【橋場公祐主将】
「どのチームが来ても今日のような試合をするだけなので、自分たちの野球貫いてまずはベスト８に駒を進められたらなと思います」
【夏の甲子園】青森山田 13日にいよいよ初戦 打撃陣は好調、投手陣は軽め調整
