高校野球夏の甲子園です。青森山田は3回戦で栃木代表の石橋と対戦。投打が噛み合い春夏連続のベスト8進出です。
【福代隼士アナウンサー】
「初戦に続いてアルプスを盛り上げるのは、青森山田の名物応援『ねぶた節』です。お願いします!」
【選手】
「ラッセラー!」
勝てば25年ぶりの夏ベスト8。対するは学校創立100周年、初出場の進学校・石橋。
ゲームはいきなり動きました。青森山田は初回からチャンスを作ると、今大会ノーヒットの4番・原田。
【実況】
「原田の打球は、フェンスを越えました」
バックスクリーン右へ目覚めの一発。主砲の一振りで幸先良く初回に2点を先制します。
【原田選手の父・敏光さん】
(Q.息子がホームラン)「やっと、やっと出ました」
(Q.当たった瞬間)「入ってくれって願ってました」
青森山田の先発はコントロールが持ち味、甲子園初登板の2年生・下山。
【下山投手の父・和也さん】
「ちょっとこっちが緊張します」
(そうですよね)「県大会と同じように緊張しないで頑張ってほしいと思います」
その下山は毎回のようにランナーを3塁に背負いながらも140キロのストレートに、切れ味鋭いスライダー。要所を締めるピッチングで6回を投げ無失点と先発ピッチャーとしての役割をしっかりと果たします。
2年生の好投に同級生も応えます。6回、1番・2年生の佐藤洸史郎がライト前ヒットでチャンスを広げると、続く2番・2年生の佐藤隆樹。今大会絶好調の2年生、佐藤コンビの活躍で中盤に貴重な追加点を奪います。
7回からマウンドに上がった2番手・2年生の菊池統磨がノーヒットピッチングと好リリーフを見せると、9回にマウンドに上がったのは2枚看板の1人、3年生の櫻田。
3人の投手で完封リレー達成。4番原田に一発も出た青森山田。春夏連続のベスト8、夏は25年ぶりの準々決勝進出です。
【原田純希選手】
(Q.甲子園でホームラン)「飛距離的には入るかなという感じだったが、風にも押されて良かった」
「小さい頃からの夢だったので、甲子園でホームランを打てて良かったと思います」
【下山大昂投手】
(Q.甲子園初マウンド)「春(センバツ)でボールボーイやって悔しい思い、自分も甲子園のマウンドに立ちたいと」
「その練習の積み重ねがこの夏につながったと思う」
青森山田、創部初となるベスト4なるか。準々決勝は19日の第2試合、午前10時35分試合開始予定です。相手は滋賀学園(滋賀)です。