19日に春夏通じて創部初の甲子園ベスト4入りを果たした青森山田。21日の準決勝を前に打撃練習を中心に練習を行いました。
【福代隼士アナウンサー】
「大阪では昨日の午後から雨が降りました。きょうの練習はグラウンドの水をスポンジで吸い取るところから始まりました」
報道陣も増えて注目度も高まる中、青森山田の選手たちはこれまでと変わらずリラックスした様子で練習に臨みました。3カ所で行われた打撃練習では、うち2か所に左ピッチャーを立たせて調整を行いました。
準決勝の対戦相手となる京都国際は、本格派左腕2人を擁します。
青森山田が春のセンバツでも対戦した3年生エースの中崎琉生。3回戦では伸びのあるストレートと切れ味鋭いスライダーのコンビネーションを武器に14奪三振の完封。
一方、2年生西村一毅も準々決勝ではストレートにチェンジアップを織り交ぜた緩急自在の投球で完封。2人が交互に完投し、2回戦からは3試合連続の完封勝利をあげています。
その京都国際との対戦を前に、兜森監督は左の投手が数多く揃う青森大会を勝ち抜いた経験が生きると語ります。
【青森山田 兜森崇朗監督】
「県内の好投手、左ピッチャーいっぱいいましたので、彼らとの対戦はチームの財産になってます。その辺の部分を明日の試合でも発揮できればなと思います」
中でも打線のキーマンになるのが…
【兜森崇朗監督】
「4番、5番、もちろん3番對馬も含めて、このクリーンアップにどのようにつないでいけるのかというところが大事かなと思います」
19日の準々決勝では4安打にとどまった打撃陣。3番・對馬も結果は気にせずいつも通り試合に臨みたいと話します。左の好投手を青森山田打線がどのように打ち崩すか注目です。