6大会連続でオリンピックに出場した青森市出身のアーチェリー・古川高晴選手。21日に引退会見を開き、「選手人生に未練はない」と振り返りました。
【古川高晴選手】
「今週末、東京で行われる全日本選手権を最後に、選手を引退することといたしました」
「私が代表の座にいるよりも他の若い選手にその場を譲り、たくさん経験を積んでもらい、活躍して強くなってもらいたいと思ったこと、指導者として第二のアーチェリー人生を始めるのに良い年齢かと思ったからです」
6大会連続でオリンピックに出場したアーチェリーの古川高晴選手は、1984年生まれの40歳。青森東高校1年でアーチェリーを始め、わずか5年で2004年のアテネオリンピック代表に。2008年には北京オリンピックに出場。
初めてオリンピックのメダルを獲得したのは3回目、2012年のロンドンでした。男子個人で銀メダルに輝きました。2016年のリオデジャネイロオリンピックを経て、2021年の東京オリンピックでは団体・個人ともに銅メダルを獲得する活躍を見せました。
6大会連続の出場で集大成となったパリオリンピックでは団体で8位入賞、個人は初戦敗退でした。
【古川高晴選手】
「今後についてですが、近畿大学体育会洋弓部のコーチとして、後輩たちの指導・育成にエネルギーを使っていきたいと思います」
「今まで本当に多くの方の支えでここまでくることが出来ました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました」
パリ五輪 アーチェリー古川高晴選手(青森市出身) 個人戦は初戦敗退