明治安田J3ヴァンラーレ八戸についてです。混戦のリーグ終盤。昇格に向け激しさを増すプレーオフ進出争い。八戸は進出ラインの6位との勝ち点差が「2」で、シーズンは残り2試合。“絶対に勝たなくてはいけない”局面を迎えています。
順位表です。現在9位の八戸がプレーオフ進出圏内の6位以内に入れるかどうか。ここが見どころとなっています。勝てば勝ち点「3」ですから、八戸は2連勝で最大57まで積み上げられます。そして、その他のクラブがどうなるかという状況です。
お伝えしたいのが、「この位置にいることがとてもすごいことなんだ」ということです。2023年度の各クラブの売上高では、八戸はおよそ4億9千万です。Jリーグの60クラブで下から8番目の規模です。
八戸よりも(順位が)下のチームには売上高が9億の岐阜や、8億の金沢がいます。その中で順位が9位は十分な結果となっています。
すでにJ2昇格を決めている大宮は27億を超え、今治は12億超えと1桁違います。ちなみに上位はほぼ八戸より規模が大きいですが、今シーズンの八戸は富山、松本、沼津、北九州に勝利しています。
小さな地元クラブが大きなクラブを食う勇敢な姿。八戸は17日に富山と、24日はホームでの最終戦でFC大阪と対戦します。
この他、上位クラブ同士の対戦が残り2試合でありますので、連勝すればプレーオフ圏内浮上があり得ます。ギリギリの終盤戦にご注目ください。
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