12月23日に開幕する高校バスケの全国大会、ウインターカップ。男女そろって大会に出場する八戸学院光星高校を取材しました。
ウインターカップには4年連続7回目の出場となる光星・男子バスケ部。青森県予選では近年盤石の強さを見せていますが、全国の舞台で2連勝したことはいまだありません。大会2週間前の練習を取材すると、就任11年目の佐々木彰彦コーチには数々の課題が見えていました。1番の課題はディフェンスの強度を上げること。
【八戸学院光星男子バスケ部 佐々木彰彦ヘッドコーチ】
「まずは間合いを詰めて守ることであったり、隙があれば手であったり体を当ててハードに守りたいというところ」
「課題だと思います」
全国の舞台でも当たり負けしない個の力を磨き、チームの持ち味「切り替えの早いバスケ」を展開します。
チームの中心はキャプテンの越田伊吹選手。1年生からウインターカップに出場、経験も豊富です。
【八戸学院光星男子バスケ部 越田伊吹主将】
「点数も取れるし、周りを使うアシストも両方できるということが、自分の持ち味だと思います」
越田選手のポジションはチームの司令塔とも言われるポイントガード。
【八戸学院光星男子バスケ部 越田伊吹主将】
「自分の1つのプレーでチームに勢いをつけたりとか、周りに良い影響を与えられるようなポイントガードになりたいと思ってやってます」
さらに2024年は196cmのナイジェリアからの留学生、アラグバイ選手も加入。高さのある新戦力にも注目です。男子は23日に石川代表の北陸学院と対戦します。
【八戸学院光星男子バスケ部 越田伊吹主将】
「インターハイがベスト16だったので、冬は必ずベスト8に入れるように頑張りたいです」
一方、男子と同じ体育館で練習する女子チームは5年ぶりに青森県王者に輝きました。キーマンは3年生の千葉詩歩子選手。緩急を使った鋭いドリブルが持ち味です。
しかし2023年、チームのエースを突然のアクシデントが襲いました。
【八戸学院光星女子バスケ部 千葉詩歩子選手】
「最初は絶望で、もうバスケできないかなと思ったんですけど…」
千葉選手は2023年9月の練習試合で左足の前十字靭帯を断裂する大けがをしました。しかし、約10カ月間にわたるリハビリ期間中はマネージャーとしてチームを支えました。
【八戸学院光星女子バスケ部 千葉詩歩子選手】
「先生がいつも見て話してくれていることが自分も同じ目線で見られて、こんなことしゃべってたんだなとか、監督と同じ立場で試合を見ることができました」
けがを乗り越え臨んだ県予選決勝では、2024年の4つの大会に連続で敗れた青森商業に終始リードし、最終的に21点差で勝利。勢いそのままに23日に山梨代表の日本航空高校との対戦に臨みます。
【八戸学院光星女子バスケ部 小野寺實ヘッドコーチ】
「光星らしく爽やかに、粘り強く頑張らせたいと思っています」
【八戸学院光星女子バスケ部 犹守瑞穂主将】
「自分たちは全国大会での出場経験はあまりないんですが、自分たちが全国で通用するかそれを確かめるためにも、笑顔でバスケットをしてきたいと思います」
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