明治安田J3リーグのヴァンラーレ八戸は沖縄キャンプでシーズン開幕に向け調整しています。先週は黒田剛監督率いるJ1のFC町田ゼルビアとのトレーニングマッチも行われました。
ヴァンラーレ八戸がキャンプを行っているのは美ら海水族館がある沖縄県本部町。4年ぶりの沖縄でのキャンプは21日にスタートしました。チームを率いるのは3シーズン目を迎えた石﨑信弘監督。選手たちが「きつい!」と恐れる石﨑監督のオリジナルメニューが“フィジテク”です。
フィジカルとテクニックを同時に鍛える“フィジテク”を終えた新加入のターレス選手は?
【ターレス選手】
「楽しいっす」
(午後またきついトレーニングがあるみたいですけど)「まぁ頑張るしかないっす」
午後も石﨑監督が見守る中、選手たちはフィジテクで汗を流していました。
翌日にやってきのは本部町から車で30分ほどの場所にある名護市。登場したのは青森に馴染みのあるJ1・FC町田ゼルビアの黒田剛監督です。
この日行われたのは、昨シーズンJ1で3位、町田とのトレーニングマッチ。八戸にとっては格上のチームと対戦できる貴重な機会です。30分3本で行われたトレーニングマッチ。町田にボールを支配される中、石﨑監督は前線からの守備を意識させていました。
キャンプ初のトレーニングマッチは町田相手に2失点。ゴールを奪うことはできませんでした。
試合後、町田の黒田監督に話を聞くことができました。
【町田ゼルビア 黒田剛監督】
(Q.ヴァンラーレ八戸について)「今年はさらに高みを目指して、やってもらいたいし、やれると思うし、一人ひとりのクオリティも高かったので、優勝というか、J2昇格目指して頑張ってもらいたいなと思います」
(Q.青森県内のサッカーファンへ)「青森からFC町田ゼルビアを応援し声援を送ってくれている人たちが多くいることはすごく自分自身の励みにもなるし、青森に30年間いた身としてどんどん青森を盛り上げていきたいなと思いますので、末永く応援よろしくお願い致します」
今回のキャンプ中、八戸は町田の他、J1の川崎フロンターレ、J2のRB大宮アルディージャといった格上とのトレーニングマッチを組み、課題の発見と改善を繰り返しています。
【ヴァンラーレ八戸 石﨑信弘監督】
「38試合なんですけど、10節ごとに区切っていくと、去年は一番最初の第1クールとしますと10試合が1勝4分5敗なんですよね、良いスタートが切れなかった」「やっぱり良いスタートを切ることも大事じゃないかなと思うんですけど」
良いスタートに向け、遠く離れた沖縄で調整を進める八戸。新シーズン初戦は2月23日。ホーム初戦は3月9日です。
Jリーグ・ルヴァンカップ J3ヴァンラーレ八戸 今季はJ1・新潟がやってくる