プロバスケB2青森ワッツの話題です。クラブ史上初となった選手の持ち味と素顔に迫りました。
華麗なアシストに、狙いすました正確なショット。青森市出身の工藤夕雅選手。年齢はなんと中学3年生の15歳です。
小学1年生から青森ワッツのスクールで実力を磨いてきた工藤選手は、中学1年生から青森ワッツの下部組織U15に所属。1月にトップチームにユース育成特別枠として選手登録され、その2日後のホームゲームでクラブ史上最年少でデビューしました。
【青森ワッツ 工藤夕雅選手】
(Q.武器は?)「リングへのアタックだったり、アタックしてから空いている仲間がいたらそこにアシストするところだと思います」
工藤選手は2024年、全国のBリーグ・ユースチームが集まるU15の大会に出場。この大会に同行した青森ワッツの北谷稔行ゼネラルマネージャーの目に止まりました。
【青森ワッツ 北谷稔行GM】
「もう簡単にシュートまでいける選手なので、そこが他の中学生・高校生と比べても、15歳でこれだけやるんだというのは正直驚いてますね」
大会からまもなく1年。工藤選手はそこからさらに見違えるほど成長しました。
【青森ワッツ 北谷稔行GM】
「やはり池田がアドバイザーとしてユースに毎日のように練習に行って、プロの練習だったりメンタルだったり教えているのが、彼の一番の成長の近道になっているというように感じます」
昨シーズン、B2リーグのアシスト王に輝いた青森の司令塔・池田祐一選手。青森ワッツU15でアドバイザーを務め、工藤選手を指導してきました。その指導とは…
【青森ワッツ 池田祐一選手】
「結局バスケットボールの技術があっても、人間的なレベルが上がっていかないと、その先高いレベルになった時、全く何もできない」
バスケットボールは習慣のスポーツ。技術はもちろん、大人としての礼儀や整理整頓など、日常生活を正すことを指導しました。しかし…
【工藤夕雅選手】
(Q.指導はどんなことを)「そうですね、練習前のあいさつとか…あいさつですね…はい…」
【池田祐一選手】
「まあ今も声小さいので、ハキハキしゃべろと思ってますけど!(音声)撮れない!?大丈夫!?マイクちゃんと拾ってますか!?」
先輩たちからも愛される工藤選手。今回中学生らしさを探ろうと、休みの日の1日のスケジュールを書いてもらいました。
【工藤夕雅選手】
(11時から0時にテレビが入っていますね)
(Q.何が好きとかあります?)「最近はブルーロック(サッカーのアニメ)見ました」「スラムダンクとかは、見るものなかったら何回も見るみたいな感じです。」
(Q.バスケよりもサッカーのアニメの方にハマってるんですか!)「はい」
(Q.バスケは現実だけでいい?)「はい(笑)」
そんな工藤選手の見つめる先。
【工藤夕雅選手】
(Q.今後の目標は?)「まずは自分の目標である、青森ワッツでプロとして契約することです」