弘前市運動公園陸上競技場に集まったのは、2021年にマスターズ陸上400メートルリレーと1600メートルリレーで世界記録を大幅に更新した、スーパーおじいちゃんズ。田中博男さん率いるメンバー全員が、津軽在住で90歳オーバーです。
【工藤勇蔵さん】
「精いっぱい、一生懸命、頑張りまーす」
9日の夜は、大好きなお肉を食べたという工藤勇蔵さんを含めた、メンバー全員が集合して走るのはおよそ8カ月ぶり。10日は、2022年最初の合同練習会です。
【服部アナリポート】
「青空の下、メンバー4人全員がはつらつと練習に取り組んでいます。あれ?1、2、3、4、5… 1人増えてる!」
2021年からのリレーメンバー4人に加えて、2022年からの新たなメンバーが三浦信夫さん、90歳です。陸上の経験は投てきといったフィールド競技が中心で、国体の出場経験も。長年、高校教師として陸上競技の指導者を務めていました。
【新メンバー 三浦信夫さん】
「この年になって走るとすれば、どのくらいで走れるのかなという興味もありましたのですけどね」
【田中博男さん】
「やっぱり予想通りのしっかりとした走りですよね。タイムも、皆さんと何も引けを取りませんからね。ということで、有力な新人・・・といえばいいのか、ベテランが加わったということで、大安心でございます」
10日は、三浦さんをメンバーに迎えて初めての練習会でもあります。リーダー田中さんの指揮の下、それぞれ100メートルと400メートルを走って、2021年のタイムと比較したり、バトンパスの練習をしたりと、全員でコミュニケーションを取りながら念入りに確認していました。
【敦賀又四郎さん】
「皆の元気な顔見て、楽しいですよ、うん」
【田中博男さん】
「(タイムの)落ち幅が、皆少ないですね、落ち幅が」「うん、目をつぶってでも、また世界記録つくれそうだなと。はっはっは。そう思うほどの快走ぶりでした皆さん」
また、2021年8月には体調を崩して入院、体力が戻らない状態で大会に出場した、三ツ谷光造さんは・・・。
【三ツ谷光造さん】
(Q.シューズも?)「シューズは新しい。(履くの)初めてだ」
(きょう(10日)初めて履いたのですか?おお~)
気合十分。400メートルのタイムはなんと、2021年より1分半以上も縮めました!
【三ツ谷光造さん】
「大体、いつもの走りに戻ったように思うのだけど、本当はまだ不満だな」(え~)
青森マスターズM90リレーチーム、さらに頼もしくなった新態勢で始動。2022年も楽しみです。
【田中博男さん】
「6月のスポレク大会が最大の試金石になりますね」
「楽しみでもあり、怖い感じもします。はっはっは」
佐々木琢磨選手(青森・五戸町出身)がデフリンピック100mで日本人初の金メダル