高校野球夏の青森大会がいよいよ7月8日に開幕します。24日、抽選会が行われ、組み合わせが決まりました。
青森市で行われた抽選会には、連合4チームを含む50チームのキャプテンが参加。緊張した面持ちで運命のくじを引きました。
夏の青森大会は7月8日に開幕、青森市のダイシンベースボールスタジアムでは、3年ぶりとなる開会式も行います。決勝は7月22日に弘前市のはるか夢球場で行われます。そして、選手宣誓の大役を引き当てたのは、むつ工業の金浜蓮人キャプテンです。
【むつ工 金浜蓮人主将】
「まさか自分が選手宣誓をするとは思わなくて驚きました」
「今まで(開会式ができなかった)3年分の代表として、選手宣誓したいと考えています」
それでは組み合わせを見ていきましょう。まずは2季連続優勝、青森山田が入ったAブロック。
開幕ゲームは青森工業対田名部。シード校・弘前工業は弘前中央対弘前の勝者と対戦。ともに甲子園出場経験のある青森対弘前実業も好ゲームが予想されます。
【青森山田 森川大輝主将】
「夏の大会優勝を目標でやっているのですけれど、2季連続で優勝してきているので、3季連続優勝を目指して、県内無敗で甲子園に行きたいです」
注目選手は青森山田のキャプテン、森川大輝。中学時代にはシニア日本代表の4番を経験。勝負強いバッティングが光ります。柏木農業のエース・佐藤幻瑛にも注目!プロのスカウトもマークする、最速144キロ右腕です。
続いて第4シードの八戸工大一と、春ベスト8の八戸工大二が入ったBブロック。
選手宣誓を務める金浜キャプテン率いるむつ工業は、八戸北と対戦します。2021年の夏ベスト8の十和田工業は、青森東と対戦します。三農連合や八戸商業・百石・八戸水産連合など連合チームの躍進にも期待です。
【八戸工大一 砂頼人主将】
「夏の大会というのは何が起こるか分からないので、先を見据えて戦うというのも大事なのですけれども、まずは目の前の敵を1戦1戦戦い抜きたいと思っています」
存在感を見せるのは、八戸工大一のキャッチャー・葛西凜。武器は、セカンド送球のタイムで2秒を切る強肩。攻守の要としてチームを支えます。
続いて、3年ぶりの甲子園を目指す八戸学院光星が第3シードに入ったCブロック。
王座奪還を狙う光星に、2021年秋3位の東奥義塾や、東奥学園、弘前東といった力のある私立が食らいつきます。甲子園出場経験のある八戸、三沢、五所川原農林にも注目です。
【八学光星 洗平歩人主将】
「監督、コーチ含め自分たちも、甲子園を経験している代がもう途切れてしまったので」
「なんとしても甲子園に出場しないといけないなと思います」
光星のスラッガー2人に注目。つがる市出身、野呂洋翔と、六戸町出身、織笠陽多。県内出身左右の大砲が強打光星をけん引します!
最後は2021年の覇者・弘前学院聖愛が入ったDブロック。
春ベスト8の木造は、2021年秋ベスト4の弘前南と名久井農業の勝者と対戦。この他、三沢商業対大湊、八戸西対青森商業といった実力校同士の好カードが多く、激戦必至です。
【弘学聖愛 丸岡昂太郎主将】
「自分たちが目指してきたところは(夏の大会)2連覇という目標があるので、しっかり目の前のことに集中していきたいと思ってます」
(Q.目標)「2連覇からの日本一です」
今大会の注目ピッチャー。平川市出身、最速143キロ右腕聖愛のエース・葛西倖生。2021年は甲子園のマウンドを経験。「尾上のプリンス」は、この夏どんなピッチングを見せてくれるのでしょうか。
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