第36回青森マスターズ陸上競技選手権大会。敬老の日の19日、全員が90歳オーバーで津軽地方在住のスーパーおじいちゃんズが集まりました。
長年、高校の体育教師として陸上競技の指導に携わってきた新メンバーの三浦信夫さん。高校時代の教え子と再会です。
【三浦さんの教え子】
「ただただすごいと思いますね」「変わらねえな」「世界記録間違いなし!」
陸上部の教え子からエールを受けます。
【田中博男さん】
「相手が誰であろうと高みを目指してそれを乗り越えようと」
【服部アナウンサーリポート】
「きょうは天気が心配でしたが正午すぎ雲の隙間から青空が見えてきました。去年の自らの世界記録を更新できるのか会場も盛り上がってきました。このあと400mリレーがスタートします」
「パン!(スタートの合図)」
第1走者、敦賀又四郎さん。クラウチングスタートも決まりました。バトンは第2走者の工藤勇蔵さんへ。こちらも安定の走りです。第3走者の三浦さん、今回が初めての公式大会出場です。そして、アンカーの田中博男さん。91歳とは思えない猛ダッシュでゴール。
結果は、1分33秒52!
2021年に樹立した世界記録をおよそ10秒も更新しました。
【田中博男さん】
「予想以上に速かったなと。ちょっと自分でも驚いているところであります」
続いて挑むのは1600メートルリレー。
「パン!(スタート)」
第1走者の敦賀又四郎さんがしっかりとスタートを決めます。そして第2走者工藤勇蔵さんへバトンパス。一歩一歩確実に前へ進みます。
そして、第3走者は三浦さんに代わり、2021年は体調が回復しないまま本番に臨んだ三ツ谷光造さん。2021年とは見違える力強い走り。そして、アンカーは鉄人、田中博男さんです。疲れを感じさせない軽快の走りへ、前へ進みます。
最後まで力を振り絞り、ゴールイン。結果は・・・9分23秒29!
2021年の世界記録をなんと、30秒以上も更新しました。
【田中博男さん】
「健康で長生きをすれば、とんでもないお土産(世界記録)をまた手にすることができるぞ、ということで、ぜひそこまで生存したいと思います。生存さえすれば、宝物が手に入ることができる、と思って頑張りたいと思います」