明治安田生命Jリーグが開幕しました。今シーズンの注目はJ2、FC町田ゼルビアの監督に就任した、青森山田高校の前監督、黒田剛さんです。Jリーグでの初陣はどうだったのでしょうか?
ジャケットスタイルで臨む初陣。
【黒田監督】
(Q.いよいよ開幕初陣の気持ち)「もちろん不安もありますけど、ここまで積み上げてきたものに、自信を持ってしっかり戦いたいなと思います」
【サポーター】
「町田ゼルビア!町田ゼルビア!」
サポーターが掲げる横断幕には「黒田ゼルビア」の文字も。それでは黒田監督のJリーグデビュー戦を見ていきましょう。
前半42分。町田は新加入のデュークが意表をつく技ありシュート。2022年のワールドカップでゴールを決めた、オーストラリア代表の決定機でしたが・・・黒田監督は冷静に見守ります。
そして後半。開幕戦ということで、試合の温度感も高まる中、黒田監督も。
【黒田監督】
「中央気をつけてね!入れ替わり!」
守備陣に注意を呼び掛け、チームの集中力を維持します。そして25分、町田の攻撃。際どい位置でのファール。PKか?フリーキックか?
審判へのアピールを試みる黒田監督。「PKだって、中だろう」とでも言っているでしょうか。しかし、レフェリーのジャッジはフリーキックとなります。
その後も選手交代のカード切るなど、試合を動かそうと采配を振るう黒田監督。終了間際には、青森山田高校時代も多用していたロングスロー。2次攻撃からチャンスをつくるも、なかなかゴールを奪えません。
アディショナルタイムも押し込む展開で、相手を上回る12本のシュートでゴールに迫った町田。黒田体制初ゴールは生まれませんでしたが、相手の攻撃を無失点に抑え込み、スコアレスドローで試合終了。黒田監督は初陣で、Jリーグ初となる勝ち点を獲得しました。
【黒田監督】
「あっという間の90分でしたね」
「ペナルティーエリアの中にはそんなに侵入されていないところを見ると、守備の成果はだいぶ出てきたかなと」
「これを攻撃にうまくつなげられるように、やっていければなと思います」