その姿、まさにスピードスター。自転車競技の全国大会で優勝したのは、転んでも諦めない競技を始めて1年の高校生でした。
22日に青森県教育庁を訪れ、3月12日に福岡で行われた全国高校選抜自転車競技大会女子ケイリンの部での優勝を報告した、青森商業高校1年の室谷榎音さん。
試合では、黒い帽子の室谷選手は前には他の選手がいて最後尾。そんな中でも彼女は・・・。
【青森商業高校1年 室谷榎音選手】
「自分なら、ちょっと押されても大丈夫だと思って、狭い間も通り抜けてどんどん踏んで行きました」
しかし、優勝までの道のりは、決して順風満帆ではありませんでした。2022年8月のインターハイで落車し、およそ1カ月半のドクターストップ。
【青森商業高校1年 室谷榎音選手】
「周りの人がどんどん練習しているのを見ていたので、自分置いていかれるんじゃないかと不安な気持ちでいっぱいでした」
そんな不安を乗り越えて勝ち取った優勝でした。
平日は学校が終わった後におよそ60キロ、休日は100キロも走る室谷選手。さらなる高みを目指しています。
【青森商業高校1年 室谷榎音選手】
「高校生の間に世界ジュニアに出場して、成績を残していきたいと思っています。オリンピックはまだ考えていないんですけど、大学でも自転車を続けたいと思っているので、もっともっと上に行けるように頑張りたいと思います」
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