4月8日(土)、高円宮杯U-18サッカー プリンスリーグ東北第2節が行われ、青森山田高校グラウンドでは青森山田高校セカンドと尚志高校セカンド(福島)が対戦した。
連覇を目指す青森山田セカンドと、2019年以来のプリンス東北参戦となる尚志セカンド。前半は、2022年にU-15日本代表候補にも選出されたFW矢崎レイスを中心とした尚志の攻撃を青森山田が受ける場面が続く。
スコアレスで後半に入ると、21分、青森山田はMF武田煌正のロングスローからMF斎藤結翔がシュートを放つ。これを尚志DFは懸命にクリアしようとしたがゴールラインを割っており、青森山田が先制に成功。
勢いに乗るホームの青森山田は得意のサイド攻撃などから得点の匂いを漂わせ、39分にはMF齋藤和祈のフリーキックに長身DF関口豪が頭で合わせて追加点。そのまま青森山田セカンドがホーム開幕戦を制し、2-0で勝利した。
青森山田セカンドの指揮を執る中村祥旗コーチは、「前半はあまり良くありませんでしたが、後半は選手がやるべきことをしっかり理解してくれて、個々のストロングのところが嚙み合ってきました。(2得点とも)セットプレーからという結果でしたが、内容は後半の方が圧倒的に良く、そのなかで得点を取れたのはすごく大きかったと思います」と試合を振り返った。
開幕2連勝の青森山田セカンドは得失点差で3位、2敗の尚志セカンドは9位となっている。
3連勝がかかる次節に向けて、関口は「今週はチームが悪い状況で試合に入ってしまったので、来週は全員がもっと緊張感を持って、次の相手に対してしっかり分析して戦っていけたら」、斎藤結翔は「入りから締めて、どんどん前からプレスに行って、もっと楽にゲームを進めたい」と話した。
次節開催は4月15日(土)。青森山田セカンドはアウェーで専修大学北上高校(岩手)と、尚志セカンドはホームで盛岡商業高校(岩手)と対戦する。
(取材・文/青森ゴール)
U-18サッカー プリンスリーグ東北 前年覇者の青森山田セカンドが尚志セカンドを完封し2連勝