高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグは23日、各地で第4節が開催され、開幕3連勝で東地区首位の青森山田高校はFC東京U-18に0-2で敗れ、リーグ戦初黒星を喫した。
10mを超える強風の中で始まったこの試合。前半は互角の戦いでスコアレスで折り返す。
後半に入ると、風上に立ったホームの青森山田がペースを握って攻勢を仕掛けるも、得点には結びつかない。
すると29分、FC東京はカウンターから途中交代で入ったFW吉田綺星が中央でパスを受け、そのままドリブルで持ち込んでシュート。これが決まってFC東京が先制した。
追いつきたい青森山田は積極的に前へ仕掛けるが、ゴール前での再三のチャンスをものにできず。反対に試合終了間際、FC東京は再びカウンターから抜け出した吉田が決定的な2点目のゴールを挙げる。
試合はそのまま終わり、FC東京が2-0で勝利し、今季初勝利を挙げた。
東地区唯一の全勝だった青森山田は4戦目で初黒星となり、勝ち点9から伸ばせず。順位も別の試合で勝利した川崎フロンターレU-18(神奈川)に抜かれて2位に転落した。FC東京は勝ち点5で6位に浮上した。
【青森山田 正木昌宣監督】
「後半も2、3本点取れるチャンスがあったので、1本中の1本を決める決めないっていうところの差が、きょうの試合は出たのかなという印象です」
【青森山田 山本虎主将】
「この負けがあったから強くなれたと思いたいですし、あすからの練習で全員が変わった目つきだったり、練習に入る雰囲気だったり、チームでもう一回やり直して、プレミアリーグを戦っていきたいと思います」
両チームの次戦は5月7日(日)で、青森山田はアウェーで大宮アルディージャU18(埼玉)と、FC東京はホームで旭川実業高校(北海道)とそれぞれ対戦する予定。
U-18サッカープレミアリーグ 前節5点快勝の青森山田は横浜F・マリノスユース完封で唯一の開幕2連勝