青森県佐井村に広がる6ヘクタールのカシス園。弘前市の物流サービス会社、弘前倉庫が栽培しています。
ここに、日本で初めて導入されたのは、ベリー類専用の収穫機「ベリーハーベスター」。
10日には、この機械を使った収穫の様子が公開されました。カシスを枝葉ごと絡め取り、実だけが落ちてくる仕組みです。
この農場では、およそ3万本のカシスに対し、収穫時期が1週間ほどと短く、人手不足が課題となっていました。
機械の導入により、20人がかりの手作業をこの1台で賄えるため、作業コストの効率化や省力化が期待できます。
【弘前倉庫 農業事業部 野呂哲主任】
「コスト効率が格段に変わったので、もっともっと栽培地を広げて生産量を増やしていく所存でおります」
弘前倉庫は、2024年は5トンの収穫を見込んでいて、将来的に年間100トンの生産量を目指しています。