青森市のマエダストア虹ケ丘店。
夏野菜が豊富に並ぶ中、今、手頃に購入できるのが、秋の味覚・カツオです。
【服部未佳アナウンサー】
「秋に旬を迎えるカツオですが、今年はすでに脂が乗ったおいしい状態で、安く手に入ります」
【マエダストア虹ケ丘店 前田順一店長】
「今年のカツオは例年に比べ2割ほど安くなっています。例年8月にとれる“戻りガツオ”ですが、今年は7月にとれている状態です」
「黒潮が青森県のほうまで北上していることから、青森県沖で非常に多くとれています。脂が乗っていて非常においしくいただけます」
マエダストアには、刺し身で食べたい新鮮な生のカツオやたたき用に調理されたものも並んでいて、いつもより早くおいしくなったカツオが食卓を助けてくれそうです。
一方、まだまだ値上がりが続くのは―。
【服部未佳アナウンサー】
「米の価格高騰が収まりません。去年の猛暑の影響で流通量が少ない中、さらに在庫量が減ってきています」
米が、足りない!
青森県内で広く栽培されている「まっしぐら」は、ここ5年間で最も高くなっています。
6月の10kg価格は、3年前の同じ時期より900円近く値上がり。7月も、横ばいです。
【マエダストア虹ケ丘店 前田順一店長】
「『はれわたり』などは、2kg・10kgの販売を一旦お休みして5kgを中心に販売しております。特売の時は、お1人様1点限りなど点数制限を設けて販売しています」
2023年の猛暑が大きく影響し、米が足りていない現状。では、新米の季節になれば高値は落ち着くのでしょうか?2024年の米の生育状況を、青森県の担当者に聞きました。
【青森県農林水産部 農産園芸課 三上一哉課長代理】
「今年は気温が高めで推移したので、かなり生育は進んでいて、平年より5日ほど早いという状況になっています」
7月現在、生育は順調。ただ、新米の出来具合には、8月の天候が大きく関係すると三上さんは話します。
【青森県農林水産部 農産園芸課 三上一哉課長代理】
「これからお米が出来ていく大事な時期に入っているところなんです。この後の天気次第で、豊作になるのか残念になるのかというところまでは分からないんですけれども―」
新米の季節に高値が落ち着くかどうかは、8月の天候次第。「まだ分からない」というのが現状のようです。
【青森県農林水産部 農産園芸課 三上一哉課長代理】
「昨年のような高温の影響を受けないように、水管理や、斑点米カメムシという悪さをする虫の防除を、(米農家の)皆さんに呼び掛けているところですし、稲刈りも早まるのが予想されるので、早めの稲刈りに向けて、準備も進めていただくようお願いしているところです。最後には、おいしくてとても品質の良いお米ができるものと信じています」
それでは、7月31日現在の青森県産米の価格です。
マエダストアでは5kgで、
青天の霹靂 2484円
はれわたり 2247円
まっしぐら 2139円です。
また、県産米をブレンドしたオリジナル商品は、1923円と比較的安く購入できるということです。