【坂本庸明記者】
「青森空港の手荷物受取のターンテーブルです。荷物ではなく、あるものが流れてくるということですが、一体何が流れてくるのでしょうか」
青森空港に降り立った乗客たちが、荷物を待っていると流れてきたのは、マグロです。全長およそ1.4メートルのこのマグロ。ターンテーブルを流れると、まるで本物のような姿に、居合わせた人たちがカメラで撮影するなど驚いた様子でした。
【東京から来た人】
「最初、本物かと思いまして、ギョ!っとしました。魚だけにギョッとした」
【北海道から来た人】
「色といい、目の輝き、尻尾の力強さ、そこが感動しました」
このマグロ、制作にはたくさんの工程が。
空港の売店で使わなくなった発泡スチロールを積み重ね、加工。紙やすりをかけ続けて、整形、塗装をして完成です。
日本航空青森空港所の整備士、境朗さんがおよそ7カ月かけた力作です。
【マグロ制作者 日本航空青森空港所 境朗整備士】
「目のところもプラスチックのケースなど使って本物に見えるように頑張って作ってますので、そういうところも見てほしいです」
「荷物を預けていない方も、ターンテーブルを確認してから外に出て頂けたらなと思います」
こちらのマグロはすべての便で登場するわけではないので、遭遇できるかどうかはお楽しみだそうです。