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青森・田舎館村「田んぼアート」に異例事態 第1会場「見頃宣言」できない

2024.08.01(木) 17:05

毎年この時期、多くの人を魅了する青森県田舎館村の田んぼアート。2024年は、第1会場が異例の事態となっています。

【田舎館村商工観光課 大高浩慎主事】
「全体的に見えづらくなってしまったために、今回第1会場の方は見頃宣言はできない結果になりました」

田舎館村役場そばの第1会場。「田んぼアート」は7色10種類の稲穂で作り上げます。2024年は、育苗段階から10種類の稲の生育にばらつきがあり、例年、5日ほどで終わる田植えに1カ月ほどかかりました。その結果、稲穂の長さがそろっていないということです。

【階上町から来た人】
「いつもより色も浅いみたいで」
「ばぁってなるんだけど、今回はちょっとさみしい感じかなって」

【神戸市から来た人】
「もっとこれから良くなるんですかね、どうなんですかね」
「なんとなくなんかこの辺がどうかなという・・・」

2024年の題材は、葛飾北斎の代表作「神奈川沖浪裏」と、近代日本医学の父で新千円札にもデザインされた「北里柴三郎」。色の濃淡がうまく出ず、人物の顔はなんとか分かるものの、波の荒々しさは出し切れていません。

【田舎館村商工観光課 大高浩慎主事】
「本来であれば、例年この時期色鮮やかに出て、皆さんにすばらしいアートをこちらの方でご提供できるといった状況であったんですけども、今まではそうだったんですけど、今回それができないということで、とても悔しい気持ちでいっぱいです」

来場者数は、今のところ前年並みで推移していますが、見頃を宣言できず、今後の落ち込みが心配されます。

一方、道の駅いなかだての第2会場。津軽地方が舞台のアニメ「じいさんばあさん若返る」は、大きな影響は見られず、見頃を迎えています。
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