【稲葉千秋アナウンサー】
「台風一過の青森市は雲が広がり蒸し風呂のように暑いです。そんな中こちらでは墓参りに訪れている方が見られます」
青森市内で最も多い、およそ1万6000基の墓が並ぶ三内霊園。朝から次々と墓参りに来る家族連れの姿がありました。
親子三代で訪れた家族は。
【女性】
「(義父に)いつもありがとうって。見守ってくれてって」
「今多分ここにいると思うので、13日は」
孫と訪れた夫婦。丁寧に墓石を磨き、お供え物を捧げ、手を合わせます。心の中には、複雑な思いがありました。
【女性】
「ここ3軒、兄弟なんですよ。1軒魂抜きしてお墓をなくするということで、やっぱり後継ぎがいない」
(Q.寂しい気持ち?)「そうですね。兄弟3人一緒に並んでいたのに」
僧侶のお経を聞きながら、先祖の霊を慰めていました。
【男性】
「普段は何も手も合わせないけれども、1年に一回こうやって墓に来てやれば気持ちが楽というか、そういうのは若干ありますよね」
【女性】
「また1年よろしくお願いしますという気持ちで、拝ませていただいていました」
三内霊園の管理事務所によりますと、お盆前の連休や台風の影響で墓参りに訪れる人は分散され、お盆の入りにしては例年と比べて少ないということです。