【赤平春菜記者】
「説明会10分前となりました。ご覧のように周辺町会の方々が続々と集まっています」
非公開で行われた懇談会には、浜田地区を中心とした10の町会の役員など27人が出席しました。懇談会の中で県は、スケート場一帯に病院を建設した場合、エリア西側の「公園・医療関連ゾーン」について、公園機能と医療関連機能を立体的に持ち合わせる場所づくりをして、現在の浜田中央公園の機能を残す方針を明らかにしました。
また、エリア東側の「病院棟・医療機能・駐車場ゾーン」については、市の施設であるサンドームの移設に関して、費用も含めて県が市に協力することなどを説明しました。
県と市の説明の後、住民との意見交換が行われ、終わったのは開始からおよそ2時間後の午後8時すぎでした。
地区内にスケート場やサンドームがある2つの地区の町会長は。
【浜田青葉台町会 菊池博英町会長】
「ここの地域(浜田地区)では駄目だという意見は、30人前後集まったんですけど、1人か2人でした」
「ここ(サンドーム)をつぶしてセントラルパークに移設するということは、多少なりともタイムラグが生じます。それもなくしてくださいということは言いました」
【浜田ニュータウン町会 加藤恒雄町会長】
「地元の意見、地元に住んでいる人たちの声をもっと取り上げてほしい。今まで何も聞いていなかったでしょ、地元の声を。そういうようなやり方では駄目ですよ、というふうにお願いをしました」
住民の意見を受けて県と市は…。
【青森県病院局 荒関浩巳局長】
「浜田中央公園については、できる限りその機能は残すと、地域の方々のご意見も最大限いろんな要望を聞いて、本当に魅力ある公園にできればというのが最初のイメージ」
【青森市民病院 奈良英文事務局長】
「我々としても今の病院の老朽化の状況とか全国的な被災のことを考えると、一日でも早く病院を作ることが大事だと思っておりますので、今後も県と協力しながら前に進めていきたい」
県と青森市は、9月中の整備場所決定を目指しています。