仙台市に本社のある七十七銀行のグループ会社、七十七リサーチ&コンサルティングの試算によりますと、青森ねぶた祭の推計観光消費額は、前の年を3.7%上回る306億円でした。
東北地方の主な祭りと比べると、青森ねぶた祭が唯一300億円を超えていて、次いで仙台七夕まつりが195億円となっています。
一方、青森ねぶた祭の入り込み客数は98万人で、前の年に比べて3%下回りました。
試算した会社の田口庸友首席エコノミストは、消費単価の高い訪日外国人客の増加が消費をけん引しているとした一方で、原材料の価格や人件費の高騰で祭りのコスト上昇が課題になっていると分析しています。