青森山田高校を訪れたのは、陸奥湾で漁業をする漁師たち11人です。地元で取れる魚介類に興味を持ってもらうことや魚介料理の普及のため、学習会が開かれました。調理科の3年生およそ30人が、漁師と一緒に学びます。
まずは魚のさばき方から。マダイとサーモンのさばき方のポイントを教わり、生徒たちも実践!平内産のマダイを三枚おろしにさばいてみます。うろこやえら、内臓を取ったら頭を落とし、3枚におろします。
さばいたマダイを使って今度は料理を。作るのはイタリアの漁師メシ、アクアパッツァです。マダイを焼いたらアサリやオリーブなどの具材とともに煮込んでいきます。
調理台で作業する生徒たちは、マダイをとった漁業者の前で調理を進めます。完成したアクアパッツァのお味はいかに…?
【生徒】
「とてもおいしかったです」
(Q.何点をつけますか)「100点で」
「とても味が濃くておいしかったです」
(Q.マダイをさばくのは)「意外と難しくてさばくのに苦戦しました」
「この漁師さんの方がとても丁寧に教えてくれて、できないところもアシストしてくれたりしてすごくありがたかったです」
【漁業者 八戸翼さん】
(Q.生徒の姿を見て)「もう少し小さい魚だったらさばきやすいのかなと思って、ちょっと大きすぎたかなって反省しています」
「なかなかさばくのも苦戦してたのですけど、焼いちゃえばおいしい」
この学習会は、青森市や平内町など県内6市町の漁師が所属する東青漁業士会が主催しました。