JR津軽線の蟹田・三厩間は、2022年の大雨の影響で運休が続いていて、JR東日本と沿線自治体などによる協議の結果、路線を廃止してバスや乗り合いタクシーといった自動車交通へ転換する方向性が決まっています。
JR東日本盛岡支社長に6月に就任した大森健史支社長が、青森支店で初めての記者会見を開き、今後の公共交通のあり方について、津軽線の沿線自治体と具体的に相談を進めていると話しました。
【JR東日本盛岡支社 大森健史支社長】
「エリア全体の公共交通を、両町と一緒になって再整理していける。そうすると、より効率的かつご利用の皆さんにとって便利なものができるんじゃないか」
また、踏切や線路のレール、駅舎といった設備や、鉄道用地の今後の運用については、今別町と外ケ浜町が必要であれば、無償譲渡も可能であることを提案しているということです。
【JR東日本盛岡支社 大森健史支社長】
「土地の価値を生かすためには、既存の支障物等を撤去するのに費用がかかるとか、こういうものを鑑みて、我々として土地を売って儲けようとかいう気はさらさらない。そういう部分を協議しているところ」