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青森市の高校で近隣住民参加の避難訓練 必要なのは「共助の意識」

2024.09.12(木) 18:45

青森北高校で、災害時に近隣住民が学校に避難してくることを想定した訓練が行われ、学校と地域住民が災害時の連携について確認しました。

【藤原祐輝アナウンサー】
「正面玄関には避難所入り口という張り紙があります。今回の訓練は地域住民も参加しての訓練ということで、いま続々と地域住民の皆さんも集まってきています」

【参加者】
「高校生が段ボールベッドを実演してくれるということで見てみたい」

【参加者】
「すぐ近くなので、徒歩で十分避難できるのでいろいろなものについて確認したくて来ました」

青森北高校の生徒に加え33人の地域住民が参加した訓練は、災害時に学校が避難所として開設される想定です。

メインの訓練は体育館で行われ、近隣住民と一部の生徒が参加。他の生徒たちは、体育館で行われる訓練のライブ映像を各教室で見て、災害時の動きを確認しました。

体育館では、市の担当者が準備しておくべき防災グッズについて説明しました。

袋と水を使って携帯トイレの使い方と吸水性を確認したり、アルファ化米をお湯で戻して実際に食べてみたりと、防災グッズの使用感を確かめました。

最後に、参加者が組み立てるのは避難所で使用される段ボールベッド。近隣住民と高校生が協力し合います。

避難所での生活で重要になるのが、近所や地域で助け合う「共助」の意識。参加者は避難所での生活をイメージしながら、地域や集まった人たちで協力することの大切さを感じていました。

【参加者】
「良かったです、段ボールベッドって組み立てるのを初めて見たので、また来年もやってくださればもっといいなと思いました」

【生徒】
「自分たちだけの時は、高校生なので体力あったんですが、今回お年寄りの方が来て実際ベッドも1人で組み立てられないので、自分たちが率先して手伝うことが大事だなと思いました」

青森県によりますと、県内の公立高校で近隣住民も参加しての避難訓練が行われるのは初めてだということです。
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