青森のホームでの平均来場者数は1200人ほど。しかし16日の試合には3000人以上がスタジアムに詰めかけました。サポーターたちのお目当てはもちろんこの人、「キングカズ」こと鈴鹿の三浦和良選手。
ベンチスタートとなった三浦。出場に備えて、身体を温めます。
青森1点リードで迎えた後半17分。ついに。サポーターたちが待ちわびた瞬間がやってきます。
「11番、三浦知良選手が入りました」
キャプテンマークを巻いた背番号11。「キングカズ」が青森のピッチに、一気にスタジアムが沸きます。
三浦は積極的に攻撃に参加し、洗練されたプレーを披露します。
試合は鈴鹿が後半アディショナルタイムに同点に追いつき、1対1の引き分けとなりました。
勝利とはなりませんでしたが、三浦は自身が持つJFL最年長出場記録を「57歳203日」に塗り替え、日本サッカー界の新たな歴史を刻みました。
【観客】
(Q.三浦選手を見て)「ずっと頑張ってサッカーをやるっていう意志があった。なんか強かった」
【カズのファン歴約30年の男性】
「やっぱうれしいっすね、青森来てくれて。うれしかったのもそうですし、生で見られたのはやっぱうれしいなと思います」
「カズさんも還暦までとかって言いますし、できる限りずっと長くやってもらって、自分たちを鼓舞してほしいなと思いますし、自分たちも負けられないと思います」
【三浦知良選手】
「こうやってグラウンドに立てるのは本当に皆さんのおかげなので、きょうもたくさんの、3000人以上のお客さんが集まってくれて、その皆さんの前でこうやってピッチに立てたことは本当にうれしく思います」
「個人としては1試合でも多く長くピッチに立っていたいと。その中で勝利に貢献できるゴールなりアシストなりプレーがあったら良いかなと思っています」