【社会福祉法人の担当者】
(Q.送迎車の運転手の聞き取り)「事故の状況は、一時停止を守らなかった軽トラックが猛スピードで衝突してきた。ということで、こちらが優先道路だったということを確認しております」
警察によりますと、青森県十和田市東一番町の会社員、小笠原秀一容疑者(21)は、23日午前9時前、軽トラックを運転中六戸町犬落瀬の交差点で一時停止をせず進入し、ワンボックスカーに衝突し、6人を死傷させた疑いが持たれています。
ワンボックスカーは、町内にあるデイサービスへ利用者を送迎していて、乗っていた三沢市古間木の今泉勢子さん(85)、小川原アサさん(88)、六戸町犬落瀬の山本ミサさん(93)の3人が亡くなりました。また、70代から90代の3人がけがをしています。
小笠原容疑者は調べに対し、「間違いありません」と容疑を全面的に認めています。警察は、小笠原容疑者が運転する軽トラックが、一時停止を止まらずに進むドライブレコーダーの映像や道路の状況などから判断し、軽傷だった小笠原容疑者の回復を待って逮捕しました。
現場では2022年、事故が5件発生していて、そのうちの4件が一時不停止が原因でした。そうした事故を受け、町は、警察が引いた停止線とは別に、「止まれ」を強調する白線を8月に引いたばかりでした。
警察は信号機の設置も検討するとし、事故の原因を詳しく調べています。