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働き方改革進む 子どもの環境改善が課題 アンケートから見る青森県内の “教育現場のリアル”

2024.09.30(月) 18:45

青森県内の教育現場に関するアンケートの結果が発表されました。教員の働き方については改善が見られる一方、子どもたちの環境については改善が進んでいないようです。

教育改革有識者会議で発表されたアンケート結果。今回のアンケートは、県内の教職員に加えて小学5年生から高校3年生までの児童・生徒も対象となりました。

子どもたちからの回答では、およそ8割が学校生活を楽しんでいることが分かりました。その理由として回答の多かった言葉を抽出してみると・・・。

「とても楽しい、楽しいと答えた人が言っている言葉を集めました。ダントツなんですね、友達と会えるのが楽しい、友達と話せるのが好き」

教職員に対し業務改善の動きを問う設問では、全体の54%が「昨年度から改善の動きがある」と回答。改善された業務を一つ選ぶ設問では、ICT教育・環境や学校行事、部活動が多く選ばれました。

一方、授業内容や不登校、多様性といったジャンルの回答はほとんどなく、まだ改革が進んでいないことが浮き彫りとなりました。

【青森県教育改革有識者会議 大谷真樹議長】
「子どもたちの学びと学習について改善されているかという質問に対しほとんど0だった、先生方もそこに着手できていないというのが現状」
「本当はそこ我々も急ぎたいんですけれど、と言っても先生たちが疲弊している中でそっちはまだまだ力が割けていない実態が見えました」

有識者会議では、今回のアンケート結果も踏まえながら提言を取りまとめ、10月中に宮下知事に提出する予定です。
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