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全国初 雪国・青森市の水道検針に救世主? “半径100m” 走るだけでデータキャッチ

2024.10.01(火) 18:45

水道メーターの検針で全国初の取り組みです。青森市では冬の間、直接検針できず見積の水量で料金を回収しています。そんな中、活躍が期待されているのは雪道走行のプロたちでした。

雪が降っても積もっても、ほとんど休まず各家庭を回るもの。

それは・・・、郵便バイク!

10月1日から青森市で始まったのは、スマート水道検針の実証事業。無線通信機とスマートフォンを持った郵便バイクが街中を走行するだけで、各世帯に設置されたスマート水道メーターから送られる検針データをキャッチ。直接メーターを見に行かなくても、正確な使用量を把握することができます。

郵便車両を活用した水道検針は全国で初めてです。

【総務省東北総合通信局 藤田和重局長】
「全国2万4000局のネットワークを持つ郵便局の力を活用して、地域の課題解決に貢献することを目的としておりまして、サービス自走ですとか、他の地域での横展開にもつなげられるように、いろいろ周知等も行っていきたいと考えています」

実施に至る背景には、雪国ならではの郵便バイクの力強さがあります。タイヤはスタッドレスよりグリップ力の強い「スパイクタイヤ」を使用。

局員も毎日訓練を行い、雪道走行の運転技術を高めています。

【青森中央郵便局 高橋芳雄局長】
(Q.郵便バイクが休む時)「まずございません、余程の悪天候にならない限り、皆様の郵便物・お荷物を配達するという使命がございますので」
「郵便局の方でも、最大限協力をさせていただければなということでございます」

総務省が行う今回の実証事業。対象は青森市内の5地区でおよそ200世帯。およそ2カ月間、スマート水道検針を行い、通常の検針結果との数値の差を測定します。

水道検針は、郵便バイクが担う時代がやって来るかもしれません。
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