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五所川原市の “官製談合” 前副市長ら逮捕から1週間

2024.10.04(金) 18:45

青森県五所川原市の前副市長が逮捕された官製談合事件についてです。事件の発覚から1週間が経ち、一部の市議会議員からは市長の説明が不足しているという声が上がっています。

この事件を巡っては、2021年に五所川原市が発注した3件の工事の指名競争入札において、指名・落札業者を事前に取り決めしていたとして、五所川原市の前副市長で五所川原市鎌谷町の無職、一戸治孝容疑者(71)、五所川原市広田の会社役員、片山弘一容疑者(70)、五所川原市の元職員で五所川原市中央の無職、石井隆夫容疑者(70)の3人が、官製談合防止法違反などの疑いで逮捕・送検されています。

一戸容疑者は事件当時、指名する業者を選定する権限を持つ役職にいました。

また、関係者によりますと、片山容疑者と石井容疑者の2人は、佐々木市長の支援者が多く集まる任意団体「五所川原建設技術研究会」で理事と事務局長を務めていました。

この研究会は、2018年の佐々木孝昌市長の初当選後に発足したとみられ、2021年の時点では、およそ100の業者などで構成されていたということです。

警察は、研究会に所属する全ての建設業者に事情を聞いていて、研究会が談合の温床となっていた可能性も含めて捜査しています。

【自民公明クラブ 会長 木村慶憲市議】
「談合を監督する立場である指名審査会の会長(一戸前副市長)が、逮捕者の中にいるのは大変残念です」

副市長が絡む談合事件の発覚を受け9月30日、五所川原市議会の野党会派、自民公明クラブと三和会は、佐々木市長に直接説明するよう要望しました。

【自民公明クラブ 会長 木村慶憲市議】
「チェック役でもある我々、議員に何も説明がないまま。黙っていれば、来週の説明も何も予定になかったんですよ」
「副市長の任命責任について、今後の入札制度についてどういうふうに思っているのか(知りたい)」

市によりますと佐々木市長は、次週中に議員向けの説明会を開く予定です。
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