「おぉナイスボール!」
ミットを鳴らす力強いまっすぐ。U18日本代表候補にも選ばれた最速145キロの本格派左腕、八戸工大一の金渕光希投手です。
夏の青森大会では2年連続で八戸工大一のエースとしてチームを牽引。数々の試合でマウンドに上がってきましたが、金渕投手にとって忘れられない1球があります。2年生だった2023年夏の青森大会決勝。打席にはその年にソフトバンクから育成指名を受けた八戸学院光星の中澤恒貴選手。
「笑顔の金渕16歳。空振り三振~!そして笑顔を作りました」
【金渕光希投手】
「今までに投げたボールの中で1番キレがあって、1番良い球だったのかなと思います」
右バッターのインコースに決まるスライダーと力強いストレートが武器の金渕投手。更なる高みを目指し、引退してからも野球部の練習に毎日参加しています。実戦の感覚を忘れたくないと時にはマウンドに上がり、後輩たちに全力投球します。
そんな金渕投手のプロを目指したきっかけは…
【金渕光希投手】
「自分の父と兄が野球をやっていて、母もソフトボールをやっていたので、一番は兄が野球を始めたのがきっかけで、自分もそこから始めてプロを目指すようになりました」
小学2年生から野球を始めた金渕投手。6年生の時の授業参観で自分の夢について書きました。
【金渕光希投手】
「中学どこに入ってとか、高校どこに入ってプロに行くとか、何月から何月までどういったプロのトレーニング、シーズンインとかシーズンオフとか、自分で調べて書いてました」
幼い頃から夢に見たプロの世界。目指すのは指名を受けた更にその先です。
【金渕光希投手】
「指名された球団で活躍するのはもちろんなんですけど日本を代表して世界から注目される選手になりたいと思います」