三沢防衛事務所によりますと、29日午前9時前、山口県にあるアメリカ海兵隊岩国航空基地所属の戦闘機FA18が、機体の不具合により三沢空港に着陸し、その後、滑走路付近で機体から出火したということです。
この影響で30分ほど滑走路が閉鎖され、午前9時に三沢空港に到着する予定だった羽田からの民間機が、急きょ青森空港に着陸しました。
また、折り返し便となる午前9時40分発の羽田行きが欠航となりました。その他の便に影響はありませんでした。
三沢空港の滑走路は、民間機のほかにアメリカ軍や航空自衛隊とも共有していて、トラブルがあったのは滑走路につながる誘導路と呼ばれる通路でした。
出火した戦闘機は、空港敷地内の別の場所に移動され点検中とみられています。
自衛隊施設や在日アメリカ軍のいる区域では、23日から日米共同統合演習が行われていて、その期間中のトラブルとなります。
アメリカ軍は、「本件にかかる運用の詳細については保安上の理由からお答えを差し控える」としています。