県内ニュース

NEWS

ニュースランキングはこちら

公共交通の担い手に 定年間近の自衛官に熱視線

2025.06.11(水) 18:45

人手不足が課題となっている公共交通の担い手確保へ、定年間近の自衛官に熱視線です。

陸上自衛隊弘前駐屯地で開かれた再就職説明会。参加したのは、2028年度末までに定年を迎える53歳以上の自衛官25人です。

公共交通事業を担う弘南バスや北星交通、それに弘南鉄道の3社が、それぞれの仕事内容や報酬などについて説明していきます。

続いては、自衛官自らが運転するバスやタクシーの試乗体験。参加者が一般客を乗せて走る感覚を体感していました。

【試乗体験】
「(アクセルを)徐々に踏んでいただくと、自動解除になります。今解除になったので安全を確認してそこを左に曲がってください」
「こうすればいいですか」
「はい」

多くの自衛官は、56歳で定年退職に。大型免許を持っていて任務遂行能力のある自衛官は、公共交通事業者にとって魅力的な人材です。

【自衛官】
「実際にこの仕事に就くと、人の命を預かる大変な仕事なんだろうなというところを思いましたし、きょうの体験を(再就職に)生かせれば良いかなと思っています」

「資格を生かせる職業の1つなので良い企画だと思いました」

この取り組みは、2024年、弘前市と自衛隊青森地方協力本部が地域交通を支える人材確保に向けた協定を結び実現しました。今回で2回目の開催です。

【弘前市 桜田市長】
「皆さんいきいきとハンドルを握られている姿に、すごく期待感が膨らんだところです」

説明会をきっかけに、2024年は弘南バスに3人の自衛官が運転手として採用されました。

【弘南バス 藤田潔人事部長】
「(人材を)安定的に充足できる環境を事業者と弘前市自衛隊の三者で頑張っていければ良いのかなと思います」
< 前の記事 県内ニューストップ 次の記事 >
週間ランキング
月間ランキング

・回線状況や時間帯、また閲覧する環境によっては正常に動画が再生されない場合がございます。ご了承くださいませ。

・本サイトで公開中の動画及び過去の動画につきましては、DVD等の別媒体への複製や動画ファイルによる個別提供のご依頼は有料無料問わず全てお断りしています。