研修会には、青森県りんご協会や農協などから生産者に技術指導をするおよそ60人が出席しました。
リンゴの肥大は園地でばらつきがあるものの、平年を上回っていることが説明されました。
一方で、花が咲いたのに受粉できなかったために実が着かず、花がそのまま落ちてしまうカラマツ被害が「ふじ」を中心に発生しています。
【りんご研究所 後藤聡栽培部長】
「もし中心果だけで着果量を確保できない場合は、側果や従来であれば落としてしまうような発育の悪い果実形状の悪い果実も利用して、着果量を確保してもらうことになります」
また、苗木不足対策として、新しく伸びた枝を接ぎ木する方法を確認しました。
【青森県りんご果樹課 佐藤新吾課長】
「苗木はすぐできるものではないので、当面できる技術としては昔からあるこういったながほ接ぎ、そういったものを積極的に取り入れてもらえれば」
今後は、結実状況に合わせて早めの摘果をするよう呼び掛けています。