青森県警察本部では、民間で飼育されている犬に警察犬としての業務を嘱託していて、年に1回、審査会が開かれます。
17日午前は、地面に残った足跡を、臭いをもとに正確にたどる「足跡追及」など4つの審査が行われ、シェパードを中心に、ラブラドールレトリバーなど合わせて51頭が参加しました。
オスのボーダーコリー、アオくん(4)。2024年に続く2回目の挑戦で、初めての合格を目指します。
【アオくんの指導手 浅野智也さん】
「探せ」
足跡をたどって歩き始めるものの、キョロキョロとあたりを見回して落ち着かない様子。
【アオくんの指導手 浅野智也さん】
「全然駄目ですね、気が散ってしまって」
「トレーニングの延長でこういうことをやっていまして、せっかくレーニングをしているので、目標を持って一緒にやれたらという感じ」
警察犬の青森県内の出動件数は2024年に196件で、そのうちの8割ほどが行方不明者の捜索です。
【青森県警察本部 鑑識課 花田健一機動鑑識隊長】
「(行方不明者は)警察“官”では探しようがないです。警察犬の能力を十分に生かして県民の要望に応えていくために、警察犬が必要だと思います」
合格した警察犬は、7月1日から1年間県内各地で出動します。