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青森ねぶた祭代替事業 ねぶた師の思い

2021/08/24(火) 18:45

青森ねぶた祭の代替事業まで、あと3日となりました。この夏に思いをかけてきたねぶた師たちを取材しました。

8月1日午後8時。祭りがないはずの「ねぶたラッセランド」には人だかりが。この日はオンラインイベントのため、ねぶた師・竹浪比呂央さんが制作した2台の大型ねぶたが点灯されました。

【ねぶた師 竹浪比呂央さん】
「台上げしてくださって、さらにこういうふうに点灯してくださった菱友会の皆さんに本当に感謝ですね」

竹浪さんは6月、大型ねぶたの制作途中で青森ねぶた祭の中止が決まったことを受けて、制作者としての思いを主催者側に訴えていました。

【竹浪比呂央さん】
「わがままになりますけれども、何とか最後まで作らせてください。完成させたい。もう真っ白に紙を貼り終わったねぶたもあります。これを『あすから中止です。今月(6月)いっぱいで小屋を解体します。今解体してください』というのは、それは殺生です」

竹浪さんは、団体からの制作続行の判断を受け、2台の大型ねぶたを完成させることができました。

【竹浪比呂央さん】
「(Q.はやしの音色も聞けて良かったですね)うるっというどころかもう、こぼれそうでしたね」
「(Q.悔いはない)そうですね。この燃焼しきれなかった分は来年に向けて、来年さらにまた良いものを作りたいと思っています」

ねぶたを見上げる人の中には、竹浪さんに師事するねぶた師・手塚茂樹さんの姿も。手塚さんは、祭りの中止を受けて、制作を中断。制作途中のねぶたは、また1年、持ち越すことになりました。

【ねぶた師 手塚茂樹さん】
「この真ん中の小屋が真っ暗だというのが非常に残念だし、悔しいところもありますね。この中にも骨組みのねぶたがあるので、そのねぶたが出番を待っていると思うとすごく複雑な気はしますけれどね、本当に」
「それでも最初から作れなかった先生もいますし、それに比べたらまだ途中まででも制作できていましたし、なのでこの8月を切り替えてまた来年に向けてということで、また徐々に制作意欲を上げていこうというふうに思っています」

代替事業まで1週間を切った先週末。制作途中のねぶたを小屋から搬出するところもあれば、完成したねぶたの台上げ作業を行うところも。このような光景はいまだかつてありません。

ねぶた師、立田龍宝さんは2021年、2台の大型ねぶたを作る予定でしたが、1台は2022年に持ち越すことに。この1台に思いをかけてきました。

【ねぶた師 立田龍宝さん】
「さっぱりしました」
「他のねぶたと並ぶとまた違うんですけれども、自分の中ではイメージ通りのねぶたかなと思っていますね。うれしいですね」

この日は、立田さんの師匠、内山龍星さんも台上げを見守りました。内山さんは2021年、大型ねぶたを作ることはかないませんでした。

【ねぶた師 内山龍星さん】
「このコロナ禍でも一生懸命やったっていう姿勢が見えますよね」
「自分ができなかった分うらやましいけれども、来年に見ておれっていう感じですよね」

様々な思いが交錯した2021年の青森ねぶた。無観客の代替事業には9団体が参加し、2022年に思いをつなげます。

代替事業「心に灯せねぶた魂」は、当初27日、28日の2日間にわたって行う予定でしたが、新型コロナの感染状況を踏まえて27日だけの開催となります。無観客のため青森ねぶた祭のオフィシャルサイトでは、ライブ配信を行います。


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