県立高校53校のうち49校で行われた卒業式。青森中央高校では、ほとんどの卒業生がマスクを外して式に臨みました。
193人が門出を迎えた高校では、国や県教育委員会から2月に示された方針を基に、卒業生と教職員は「マスクを外して良い」としました。そして、保護者と在校生には「マスクの着用をお願いしたい」と、選択肢を持たせた形で、3年ぶりに「マスクなし」の卒業式を実現させました。
【卒業生】
「行事の延期や中止、特に部活動では思うように活動ができず、苦しい思いをしてきました。またそれぞれに悩みを抱え、生徒だけでなく先生方も難しい選択を余儀なくされ、苦労されてきたことと思います」
【青森中央高校 吉澤郁校長】
「自粛とか制限とかかなりあって、窮屈な高校生活だったと思います。マスクがなくなったことによって表情が見られる、そこは大きいと思いますね」
3年ぶりは卒業生の「マスクなし」だけではありません。
【青森中央高校 吉澤郁校長】
「2年生の、特に主任からぜひ出したいと、3年生の勇姿を見せて1年後、君たちもこうなるんだよと伝えたいと、かなり議論はあったんですけど、最終的には2年生だけはリアルで見せたい、そんなことで、参列することにしました」
(Q.徐々に行事も戻り始め)「そうですね、通常化していくのではないかなと期待していました」
式を終えた卒業生たちは。
【卒業生】
(Q.卒業式終えて)「楽しかったです3年間」
(Q.大変なこともあったが)「やっぱり友達です」
(Q.マスクなしでの卒業式)「恥ずかしかったけど、最後に皆の顔見られて良かったなって思います」
(Q.なんで恥ずかしい)「ずっと隠していたから」
【保護者】
「毎回毎回いろんな行事で全部マスクしていたり、文化祭も保護者参加できなかったり見られなかったんですよね、最後の機会にしっかり顔見られて、しっかり撮影もできて、最後に楽しく記念撮影もできて、すごく良かったです」
【卒業生】
「コロナ禍だったからこそ、いろいろ学んできたことがあったと思います。(新型)コロナでできなかった分を努力して頑張ってきたことを、大学行っても頑張っていきたいと思います」
【保護者】
「大きく成長してくれて、すごくうれしく思っています」
(期待ですね)「そうですね、これから期待です」
【卒業生】
「頑張らないと」
【保護者】
「期待してるよ」
【卒業生】
「あー頑張る」
これから卒業シーズンを迎える県内。14日には公立中学校148校のうち82校が、17日には公立小学校258校のうち183校が卒業式を迎えます。