津軽伝承工芸館には、水墨画家の村元芳遠さんが描いた作品52点が展示・販売されています。
十和田市の桜流鏑馬を描いた作品です。春の柔らかな空気感を和紙の白を生かすことで表現しています。
また、晩秋の寂し気な空気感を筆のタッチと墨の濃淡で表現した作品も見られます。
村元さんは、元々黒石ねぷたや青森ねぶたを制作していました。2008年にねぶた師を引退後、墨と共に歩んできた経験を活かして、水墨画を描いています。
【村元芳遠さん】
「ねぶたは基本的に線で表現する。それと色彩ね。色とロウで表現してますけども。絵(水墨画)の場合は塗って、墨を塗って表現する。四季感とか空気感とか、そういうのを表現しないと水墨の場合はね、風景の場合は。そういうところの違いを気を付けて描いています」
作品展は、黒石市の津軽伝承工芸館で21日まで開かれています。