取り組みを始めるのは、津軽圏域14市町村と日産自動車などです。20日、連携協定の締結式が行われ、それぞれの代表が協定書に署名しました。車中泊の活用に向けて、日産自動車が自治体と協定を結ぶのは東北では初めてです。
津軽圏域は、弘前ねぷたまつりや世界遺産の白神山地といった観光資源が豊富な地域ですが、宿泊施設や移動手段の不足が課題となっていて、車中泊を活用することで観光の推進が期待されています。
【大熊ちひろ記者レポート】
「とても広々とした空間になっています」
こちらは、車中泊を観光に活用するためカスタムされた車です。ベッドのほかにも、アウトドアセットやバッテリーといった物が備えられています。
【大熊ちひろ記者レポート】
「大人2人はもちろんのこと、子ども2人まで十分に寝ることができます」
実証実験は、6月から1カ月間行われます。一般から募集した16組32人に参加してもらい、実用に向けた取り組みを進めます。
【弘前市 桜田市長】
「今回の実証実験で得られた知見を生かして、様々な観光客の方々が楽しめるような、そういう津軽地域を構築していきたいと思っています」