31日も17.6℃まで気温が上がった弘前市。弘前公園では、天守の近くにある「弘前枝垂れ」の胴ぶき桜が29日に開花し、春の訪れを告げています。
今シーズン3回目となった桜の開花予想。弘前市公園緑地課の桜守たちが、ソメイヨシノの標準木の花芽を確認しました。園内の開花は平年より10日早く、過去最も早い4月12日で前回から変わらず、満開も17日と予想しました。
【弘前市公園緑地課 桜守 橋場真紀子さん】
「つぼみの状況は先週よりも少し先端が開いてきまして、中から花のつぼみが顔を出してきているといったところです」
「園内の中での標準木の開花予想日は変わらないものの、外堀では1日早くいたしております」
一方、外堀については、胴ぶき桜が31日に咲き始め、つぼみもピンク色になり始めているのも確認されています。高い気温に強く影響を受けていることから開花が早まるとみて、前回より1日早い4月10日に開花、4月15日に満開と予想しています。
桜のトンネルは、4月13日に開花、4月18日に満開の予想です。
今回の予想を受けて、4月21日から始まる弘前さくらまつりについて、主催4団体は会期の前倒しを決定。4月15日から準まつり体制に入るとしました。園内では、出店の設営といった準備が進められていて、早咲きに向けた動きが加速しそうです。