平川市の工藤憲男さんの田んぼでは、小雨が降る中、午前10時ごろから田植え作業が始まりました。工藤さんたち家族3人は、30アールの田んぼに長さ13センチほどの苗を、機械で次々と植えていました。この田んぼでは、通常の「青天の霹靂」の栽培より、化学肥料の使用量を半分以下に抑えた特別栽培を行っています。
【生産者 工藤憲男さん】
「品質の良いものを、なおかつ収量もとりたいというのがあるのですけれども、やはり気候には勝てないので、あとは水管理しかないんですよね」
青森県は、25日ごろまでに温暖な日を選んで田植えをするよう呼び掛けています。田植え後、晴天や高温の場合は浅水を、低温時には苗が冠水しない程度の深水といった、水管理を徹底してほしいとしています。
「青天の霹靂」の2023年の作付予定面積は、前年より4%広い、2259ヘクタールとなっています。