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【青森県知事選】候補者に聞く ②物価高・経済対策

2023.05.23(火) 18:45

6月4日に投開票が行われる青森県知事選ですが、テーマごとに候補者の考えや主張をお伝えします。早急な対策が求められる物価高や経済対策などについてです。

知事選に立候補しているのは、届け出順に、前のむつ市長、宮下宗一郎さんと、元むつ市議会議員の横垣成年さん、それに前の青森市長、小野寺晃彦さんと、仙台市の元会社員、楠田謙信さんの4人です。

2022年から続く値上げラッシュ。帝国データバンクによりますと、5月の食品の値上げは、酒類、飲料や加工食品などを中心に800品目を超え、6月もおよそ3300品目が値上げ予定となっています。また、東北電力は家庭向け電気料金の8割を占める規制料金について、6月1日から平均で25.47%の値上げを行います。これによって、一般的な家庭の月当たりの料金は2110円値上がりし、1万142円になります。家計を襲う物価高にエネルギー価格の高騰。有権者もこうした状況に…。

【青森県民】
「電気代どうこうならないでしょ?」
(Q.物価高とかそういう系ですか、気になるのは?)「そうじゃないですか」

(Q.物価高について)「灯油代がね、今年すごいかかったから、やっぱりそういうのがね、ちょっと安くなると良いな」
(Q.冬場どのぐらいかかりましたか?)「冬はね…」
「この一冬で30万近くかかったかもしれない」

日々の暮らしに直結し、早急な対策が求められるこれらの問題について候補者はー。

宮下さんは「青森新時代」を迎えるためには、県内事業者の所得向上が最も必要だとしたうえで、次のように語りました。

【宮下宗一郎候補】
「現状は(新型)コロナから脱しましたが、物価等が値上がりしていて、大変事業環境も生活環境も苦しい状況にあります。知事を対策本部長とする物価高騰対策本部を県庁内に設置し、生活者、事業者、あらゆる皆様に必要な支援をスピード感を持って実施することを考えてますし、その態勢をまず構築していきたいというふうに思います」

横垣さんは、すべての業種に関わる問題で、特に年金生活者は大変であるとしたうえで次のように話しました。

【横垣成年候補】
「国に緊急減税、消費税5%への減税を強く求めていきたいと思います。それと同時に県は黙っているわけでなくて」
「高い飼料代とか燃料代、畜産の方、漁業者の方とか、そういうので苦しんでおりますから、そういう高くなった分、県が独自に支援していくというふうなことを強めていきたいなと」

小野寺さんは、思い切った経済対策が必要で、プレミアム付き商品券を発行するとしています。

【小野寺晃彦候補】
「全120万県民にプレミアム付き商品券をお届けする、これを公約にしっかりうたわせていただいております。何万人限定とか、収入いくら減ったからとかそういうことでは、おのずと困った人皆一緒になります」
「待ったなし、今会議で考えている時間、もうありません。実際に公約の中で県民の皆さんにお約束して、直ちに商品券を県民全員にお届けする。そして1万円で1万5千円ご利用いただける、そういう地元応援券も含めたね、仕組みづくりもしっかりと公約の中に打ち出しています」

楠田さんは、物価やアフターコロナについて、多くは政府がやる仕事であるとしたうえで、次のように話しました。

【楠田謙信候補】
「青森県の少ない予算で何かやれるのかというと、私はそんな簡単にできるものではないと思います。ですから、小手先の少ない予算をちょこちょこと投資するんじゃなくて、経済復興という大きな目標に向かって進んでいくというのが私の考えなので、(新型)コロナがどうのこうのじゃなくて、元々青森の経済は(新型)コロナの前から弱かった、コロナですごく弱くなりましたけれども、それは今後コロナがなくなることによって、徐々に復活していくというふうに思っています」

候補者4人の主張をまとめました。

宮下さんは、知事を対策本部長とする物価高騰対策本部を県庁内に設置する。横垣さんは、国に緊急減税を要望する、飼料代や燃料代などを県独自で支援する。小野寺さんは、思い切った経済対策が必要で、全県民にプレミアム付き商品券を発行する。楠田さんは、多くは政府がやる仕事で、県の予算を経済復興という大きな目標に投資する。と、なっています。
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