「どうぞ~!(拍手)」
八戸市役所では、熊谷市長たち関係者が集まり、懸垂幕の除幕をして10周年を祝いました。
東日本大震災からの復興の象徴へ。青森から宮城までの太平洋沿岸が、三陸復興国立公園として創設されたのは10年前。青森県内では、八戸市の蕪島から金浜までの延長およそ15キロの種差海岸と、階上町に位置する階上岳が指定されています。
その種差海岸は、天然芝の丘陵や変化に富んだ海岸線、多彩な草花など豊かな自然が魅力です。
【種差海岸インフォメーションセンター 町田直子運営事務局長】
「国立公園になったというので地元の盛り上がりもありましたし、それでその1年後に種差海岸インフォメーションセンターが出来た」
八戸市の蕪島から、福島県相馬市まで続く自然歩道「みちのく潮風トレイル」の情報提供の場として整備された、種差海岸インフォメーションセンター。
【種差海岸インフォメーションセンター 町田直子運営事務局長】
「いろいろなプログラムであったり、アクティビティであったり、また食の提供もそうだと思うのですけれども、そういうところも含めて、受け皿をさらに整えながら、また新しい目線というのも入れていければ良いのかなと感じています」
新型コロナの規制が緩和された今、観光振興にも期待の声が高まります。
【種差観光協会 柳沢卓美会長】
「種差海岸の魅力というのは、目の前にある芝生があったり、松林があったり、砂浜があったり、いろいろな自然がここに詰まっている」
「種差海岸のファンになってもらってリピーターになってもらえれば、少しずつでも観光客が増えてくるんじゃないかなと思っていますけれど、そういうことを期待しています」
種差海岸の豊かな自然は、たくさんの人の手によって守られてきました。
【種差海岸ボランティアガイドクラブ外来植物駆除班 石津正廣代表】
「植物の好きな人はもう朝から晩まで歩かれて、本当お弁当1個で楽しまれるという」
「まずは特定外来種(の植物)を根絶させるというのが目的で、なるべく早く来年か再来年くらいには根絶させたい」
持続可能な発展へ。24日の10周年は次につなげる節目です。
【八戸市 熊谷市長】
「この10周年を振り返りながら、さらに環境保全等に努めて、そして観光振興等の地域、特に持続可能な発展につなげていきたいと考えております」