警察によりますと、25日午後8時ごろ、深浦町柳田の住宅で、この家に住む建設作業員の63歳の男性が、刃物のようなもので切り付けられました。男性は車で病院に逃げ、首や顔に複数の傷を負いましたが、命に別状はないということです。
男性は、22日から2人で同居していたおい(31)に、「いきなり後ろから切り付けられた」と話し、事件の後、そのおいと連絡が取れなくなっていました。
凶器を持って逃走している恐れがあったことから、小学生の子どもを持つ保護者には、注意喚起を促す内容のメールも送られました。
【小笠原直樹記者リポート】
「逃走した犯人とみられる男は、16キロほど離れたつがる市の越水駅付近で、警戒に当たっていた警察官に確保されたということです」
【犯人確保を見ていた人】
「警察がいてさ、犯人が調べられてさ、びっくり。何の事件があったのかなと思って」
26日午前5時半すぎ、つがる市のJR五能線越水駅付近で、犯行当時と同じ服装で歩いているおいを警察官が見つけました。身柄を確保し、任意で事情を聴いているということです。
【近くに住む人】
「2、3日前に話をして、元気だった人がまさかそう切り付けられるなんて」
(Q.おいとの関係性は?)「何かちょっと口げんかのようなことは、前からあるというのは聞いていたけれど」
警察は、おいの認否を明らかにしていませんが、逮捕状を請求していて、容疑が固まり次第、殺人未遂の疑いで逮捕する方針です。